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プロ養成講座



香山桂子です。
「ホリスティックヒーリング フットセラピー プロフェッショナルコース」、7日目になりました。
今日は理論をお休みして受講生の皆さんのテクニックをチェック。自主トレの成果もあり、かなり上達しています。



グラウンディング、センタリング(下に説明)を常に意識しながら施術練習。触れるという行為は行い手が無意識になると単なる作業で終わってしまいます。それが受け手に伝わってしまうある意味怖いコミュニケーションです。

セラピーを受けなれている敏感な上客様ほど厳しい視点をもっていらっしゃるので、単にこった筋肉をもみほぐす・・・では満足いただけません。施術の練習に入る前から、受講生は常に呼吸や瞑想的な立ち居振る舞いを学びます。



ほぐし屋さんで終わらない「ホリスティックヒーリング フットセラピー プロフェッショナルコース」ですから、厳しく多次元的な学びを要求します。プロ養成講座ですから当然です。覚悟してかんばってください。

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グラウンディングは、グラウンド(大地)+ing。
大地に根づくことです。現代の都市生活者の多くは、土を踏むことなく生きます。アタマを使うことは必要とされますが、大地に根づくなんていうことを必要とはされなかったかも知れません。素早く計算すること暗記することテキパキ行動することは教えられても、グラウンディングなんて、誰も教えてくれなかったかも知れません。
でもセラピストには絶対に必要です。禅やヨーガや太極拳にも必要です。弓道、柔道あらゆる武道、華道、茶道、能楽そして水墨画を描くにも書を描くにも必要でした。

現代はアタマ偏重の時代ですから、重心が定まらずフラフラしやすい。フラフラ、ヘニャヘニャ、ガチガチではカラダが安定せず、手も指も安定しません。すると受け手はそれを感じ取り、不安になります。セラピストを信頼できない、つまり心を許せません。するとセラピーはごくごく表面的な浅はかなものになってしまいます。

地球の中心に向かって錨(いかり)をおろす感じで、しっかりと重心を安定させましょう。荘子は足の裏で呼吸すると言いましたが、足の裏に意識を向け、上半身のチカラはゆるめリラックスしましょう。

センタリングはセンター(中心)+ing。
自分の方がセンスがあるとか上達しているとか、ヘタなので落ち込むといったアタマのつくりだす思考や感情のゴタゴタにまきこまれず、自分の中心にチューニングしましょう。そこには静寂と歓びがあります。セラピーをするときには、そこに帰りましょう。そこが私たちの本質です。