九州・大分県の内陸部、水清く緑豊かな豊後竹田から発信。
エンジェルファームNEWS
花と共に生きる
それは花が咲くに至るプロセスを見まもり続けることです。
茎が伸び、葉が茂り、つぼみが大きくなり、開花して
素晴らしい色と香りを世界に放ち
様々な昆虫たちと人の心をひきつけ
それが咲ききって落花するプロセスを見ていくことです。
写真は菜園の薔薇。
黄色いダリア。今年もまた再会を果たしました。
開花するのはほんの短いあいだです。
開花するまでに長い長いプロセスがあります。
プロセスのない花を見たことがありません。
オリエンタルリリー。
花は部分です。根や茎や葉があって花があります。
花しかないという植物を見たことがありません。
でも花だけが称賛され、根が称賛されることは珍しい。
私たちは根や茎・葉が健康かどうか見ます。
花が素晴らしいとすれば、その結果です。
花が素晴らしいとすれば、その根茎葉を称賛します。
根茎葉を育んだ土、光、雨、大気を称賛します。
アジサイ
裏庭のアジサイ。
同じアジサイですが毎年表情が違います。色も形も違います。
今年はガク(花びらに見える部分)が小ぶりです。
農薬を使わないので、エンジェルファームの花には
蝶や蜂やアブやバッタやカマキリや甲虫類がやってきます。
私たちは花に蝶がやって来たら喜びますが
花農家は喜べません。花農家だけでなく一般的に、農家は昆虫を
歓迎できません。蝶の幼虫である青虫にかじられた野菜を喜ぶ消費者は
ほとんどいないからです。
青虫が一匹も生息できないようにしてこそ
消費者が喜ぶきれいな野菜が生産できます。
消費者が喜ぶきれいな花を生産するには、上の写真のような
バッタが生息してくれては困るのです。
エンジェルファームの裏山をこえていく山の散歩道に
大きなアジサイが見る人もなくひっそりと咲いていて
それを挿し木したいと桂子が言ったのでした。
挿し木したのはいつだったかな・・・
挿し木用土は宮崎ボラ土を使いました。ボラ土は優秀です。
こんなふうに発根していたので、一本ずつ小鉢に移し植えしました。
アジサイはすでに裏庭に一本、裏山に四本あるのですが
こうして、また五本が増えそうです。
インドハマユウ
朝6時23分のエンジェルファーム菜園の花コーナー。
今は手前の白い花、インドハマユウが光っています。
近所のかたにも、きれいねと言って名前を尋ねられます。
葉は海岸地帯でよく見かけるハマユウそのものなんですが
花はユリそのもの。
ハマユウもインドハマユウもユリ目、ヒガンバナ科。
ユリの仲間なんですが
インドハマユウの花はユリそのもの
ハマユウの花はヒガンバナ系です。
雨の多いこの季節、インドハマユウの純白がことさら美しく見えます。
花コーナー、今はインドハマユウが主役です。
初めはシャクヤクでした。オックスアイデージーやテッセンや
ゼニアオイが主役であった時期があり
これからはユリたち、ダリア、グラジオラスが
そしてカンナ、ジンジャーリリーが主役になっていくでしょう。
科学
夕方、桂子が蜂に刺されました。
これは菜園で10日ほど前に撮ったのですが
桂子はこれに刺されました。
菜園のリュウゼツランに巣を作っています。
桂子はこのまわりの草刈りをしていて手首を刺されました。
一瞬、鋭い痛みが走ったけれど、彼女は心のなかで
これを無かったことにしました。何事も無かったように
蜂に刺されてなんかいないというように、心のなかで決めました。
以前私が菜園で草刈り鎌で指をざくっと切ったとき
傷口を押さえて、何もなかったように振る舞い
何もなかったのだと決めつけ、ただ指で傷口を押さえていただけで
そのまま本当に傷がふさがっていた・・・
そのまま本当に何事も無かった。
そのときのことを桂子は思い出して、自分もそうしたのです。
これまでの経験から、TP竹エキスや、このセイントオイルが
蜂刺されに効くことを知っているのでそれはすぐさま塗りました。
それと庭のアロエも蜂刺されの場所に当てました。
アロエもこういう時、即効性があることを経験的に知っています。
桂子の手首を撮っておけば良かった。
刺されたときは痛みが走ったものの
以上のプロセスで、痛みが続くことも腫れることもありませんでした。
こうしたこと、不思議なことのようですが
科学的根拠があると思います。
ただし、今の学校で教えている科学ではありません。
そういう科学からみたら非科学的だとみなされるでしょう。
私たちが言うのは、魔女たち錬金術師、アストロロジャー
タオイスト、ヨーギ、メディスンマン、神秘家たちが
伝承してきた科学。
精神と物質、精神と肉体、精神と自然界、精神と宇宙を分離せず
それらをひとつのものとみなす科学です・・・
蝶を撮るのは難しい
蝶を撮るのは難しいですね、特に大型の蝶は。
警戒心も強いし、なかなか静止してくれない。
花の前に座って気長に待っていたらチャンスもあるのでしょうが
ふつうは忙しくて、そういうわけにもいきません。
まあそれでも、あんまり見事な蝶を見ると
ダメとわかっていても、急いでデジカメを取りに帰ります。
ぶれているけど、アゲハチョウがこんなに鮮明に撮れたのは
初めてかも知れません。
エンジェルファームでは菜園の一部を花コーナーにしています。
そのせいで色んな蝶たち蜂たちバッタたちがやってきます。
モンシロチョウです。これもめったにうまく撮れません。
たまたま、ユリの葉で休んでいるのを撮ることができました。
昨日、桂子と裏山のウメの実を採っていたとき
彼女がウメの枝にいる奇妙なアマガエルを見つけました。
このポーズのままびくともしない。
上のほうにエサがいるわけではありません。
ヨーガの修行をしているのか、半睡眠状態なのかわかりません。
農薬は、こういう生き物たちを皆殺しにします。
今の農業では、農薬が必要であることは理解できますが
それでもやっぱり違いますよね。
もっと賢いやり方があるはずです。
アロマセラピスト、ハーバリスト・薬草家、食事療法家
自然療法家の人々もこの問題を共に考えましょう。
昆虫たちを皆殺しにするような劇薬が
人間の健康に役立つとは考えにくいからです。
ヤロウをやろう
ベニシジミが前庭のヤロウの蜜を吸っています。
「今日は、ヤロウをやろう!」と、桂子が言いました。
花が咲きだして、ヤロウの乾燥葉をつくる適期です。
梅雨の雨も今日は朝から止んでいます。
数100mほど離れた丘陵地から引かれてきた湧き水を
ふんだんに使って洗えます。ありがたいかぎりです。
もちろん塩素はまったく入っていません。
これがエンジェルファームの飲み水です。
アイガモたちも、金魚たちもこの水の恩恵に浴しています。
簡単な方法でつるして乾燥します。
これは最も贅沢な乾燥方法です。
乾燥機のような機械を使わないこういうシンプルな方法だと
香りがよくて美味しいハーブ・薬草茶ができます。
手間がかかるけど、こういう作業を実際にやってみたり
こういう植物を実際に育ててみることがハーブ・薬草療法
食事療法、アロマセラピー等の基本だと思います。
植物を育てようとしたら、その植物だけでなく
光、雨、土壌、大気とかかわることになり
他の植物たち、土壌微生物、昆虫、鳥たちとかかわることになります。
収穫できるまで、植物が生長していくたくさんのプロセスがあります。
そのプロセスを共に生きて、そうやって自然を学びます。
それが自然治癒力を信頼する自然療法の基盤となります。
なぜ自然治癒力を信頼できるのか、それを自然から学びます。
教室で、アタマでコトバで学ぶのではなく
大地の上で、実際に体験し発見し気づいていく・・・
セルフヒール
エンジェルファームの裏山を登り
そこから騎牟礼城址まで登る細い山道に
このウツボグサが自生しています。
10年近く前のことでした。
ハーブに魅せられて、ラムズイヤーシーズという会社から
西洋の「セルフヒール」というハーブの種を買いました。
どんなハーブかわからなかったけれど
とにかく「セルフヒール」という名前にひかれたんです。
種から播いて、大切に育ててみると
写真のような花が咲きました。
ある日、近所の野道でこの花が群生しているを発見して驚きました。
「セルフヒール」は日本の野山に自生していたんです。
遺伝子的には微妙に違うそうですが見た目も薬効も同じ。
セルフヒール・・・日本ではウツボグサと呼んでいました。
西洋の田舎では、「セルフヒールがあれば医者はいらない」
と言ったそうです。
「この薬草があれば、けがをしたとき自分で癒すことができるから
セルフヒール(自己治癒)の名前がついた」
と英国のニコラス・カルペパー(1616年~1642年)が報告しています。
カルペパーはアストロロジャー(天体学者)であると同時に
ハーバリスト(薬草家)であり、セルフヒールは
金星の支配下にあると記述したのでした。
4種のミント
ペパーミント。エンジェルファームの庭で雑草化しています。
ミントが勢いのいい土地というのは、ラベンダーやローズマリーは
向いていません。彼らは乾燥を好むので、エンジェルファームで
直植えしたものは、惜しいことにほとんど枯れました。
ここは水持ちのよい肥えた土なので、ミントや
レモングラスにはぴったりです。
アップルミント。これも菜園で雑草化しています。
最近は駐車場に進出してきました。
特別たくましいミントです。憎らしいくらいです。
除去していかないと、他の花や野菜を駆逐する勢いです。
ハーブというのは、野菜と違って本来“雑草”ですからね。
人が世話しなくても憎たらしいほどはびこる
生命力のあるたくましいのがハーブなんですね。
ドクダミもヨモギもスギナも同じです。
庭や菜園から除去したいと思ってもまあ不可能です。
抜いても抜いても生えてきます。根が丈夫なんですね。
地上部を刈っても、根が残ってじわじわひろがっていく・・・
アップルミントとスペアミントの交雑種、ボールズミント。
なぜかケンタッキーカーネルミントと呼ばれています。
アップルミントとスペアミントのいいとこどりミント。
甘みも持っていて、ミントティーとして、いちばん美味かな。
そしてアップルミントほどの猛々しさはありません。
このミントなら雑草化して困るということはないでしょう。
栽培するならこれがオススメです。
ただミント特有の清涼感がやや欠けるように思います。
刺激的な強い清涼感を求めるなら下のミントです。
日本の自生種のミント、ハッカ。
西洋種よりはるかにメントール分が多い。
ハッカのお茶を飲むと、メントール分が強すぎて
何だかワナワナしてくるほど。
それほど優秀なミントだから、かつて日本は
世界一のメントール生産国でした。
エンジェルファームには今はこの4種だけ植わっていますが
4種4様の香り味わいがあって楽しめます。
これ以上雑草化しないようにするのは大変ですが・・・
日常という奇跡
エンジェルファームの菜園で朝陽を浴びる・・・
雨が降らなくても、雑草と呼ばれる草たちは元気。
人の都合で雑草は憎まれるけど
雑草も生えないその土地は“砂漠“と呼ばれる。
種まきしなくてもいい
化学肥料も農薬もいらない
水やりも堆肥もいらない、たくましい雑草たち・・・
雨・・・降ってほしいけれど
降らないには降らないわけがあるのでしょう。
雨は降らないけど、光が降り注ぎ、美しい青空。
夕方、思いがけず激しい雨が降りました。
今日は地震もなかった。
アタマはあれこれ心配したり
あれこれ色々不足を考えますが
実は今ここ、驚くべき豊かな恩恵が与えられていて
驚くべき奇跡が起きているんですね・・・
鼓動といい、呼吸といい
光、水、空気、大地・・・
ミニトマト
菜園のミニトマト、今日の姿です。
トマトの葉や茎を触ったことがありますか?
感動です、強烈なトマトの臭いがします。
果実だけじゃないんです。
葉や茎があのトマトです。
トマトの葉や茎に触れた指にトマトの臭いが移って
それが強い臭いなんです。
何か喜ばしく健全な臭いです。うれしくなります。
実が赤く色づく日が楽しみです。
ミニトマトの花です。
花ではなくツボミにピントがあってしまいました。
トマトはナス科植物です。
おもしろいですね。このトマトの花の黄色を紫にした感じが
ナスの花です。
同じナス科のジャガイモ、ピーマン、トウガラシ
みんな同じ感じの花です。
同じナス科のエンジェルストランペットの花も
それらを大きくした感じ・・・
リラクゼーションの会
開放感のあるスペースです。
鳥の声が聞こえます。
ホトトギス、ウグイス・・・たくさんの鳥がやってきます。
それとエンジェルファームのニワトリたちの
コケコッコーの声が聞こえます。
カエルやバッタたちの鳴き声も聞こえます。
地球の生き物たちの生の声がBGMです。
マッサージ台は常設しています。
主に桂子の個人セッションで利用します。
言葉では表現できないこと、言葉では伝わらないことが
マッサージなら体験として伝わる場合があります。
教室のスペースに「リラクゼーションの会」等に使用する材料
教材を収納する棚があります。
主に足湯に使う基剤
ハーブ・薬草・薬石・塩・クレイ・竹酢液・オイル等です。
リラクゼーションの会はこの夏から開始できる予定です。
家庭で毎日実践できるヒーリングをご紹介します。
・・・ところで、昨夜から軽い地震が何度かあります。
別府は震度4。このあたりは震度2です。
いやな感じは受けません。
大地がしゃっくりしているみたいな感じかな。
それともクシャミかな・・・
« 前ページ |