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フラメンコ曾根崎心中



一昨日、熊本県山鹿市の八千代座で開催された
「フラメンコ曾根崎心中」を観劇(感激)してきました。

江戸時代の元禄期に近松門左衛門が創作し
人形浄瑠璃や歌舞伎で演じられてきた「曾根崎心中」を
驚くべきことにスペインの伝統舞踊であるフラメンコで演じる試み・・・
宇崎竜童さんと彼のパートナー阿木燿子さんの試みです。
音楽は宇崎さん、詩は阿木さん
山口百恵さんのときと同じ。



八千代座の正面です。
江戸スタイルで明治に建てられた。
明治、大正、昭和初期には
娯楽の一大中心地だった。



八千代座のこのマーク
八つの「千」と「ヨ」なんですね。

黄色いバラ



香山桂子です。

一昨日に購入した「ヘンリーフォンダ」という名の黄色のバラ。
私にしては珍しい色の選択です。



人工的な黄色は一つ間違えると下品な感じがするけど
自然の黄色は気品がありますね。



「ふつうのバラは咲き終わる頃は色があせるけど
 このバラは最期まで色が鮮やかなんです。」
と、ショップの方の心に染みるような一言。

人間も年を重ねる事に・・・
そして最期まで鮮やかでいたいですね。

今、多くの日本人に起きていることはその反対かな~?

夕暮れの菜園



昨日の夕暮れのエンジェルファームの菜園。
手前のうね手前から、菜花、小松菜、かつお菜、かぶ、大蔵大根、わさび大根&サラダ菜、その向こうに里いも、
写真では見えませんが、里いもの向こうにほうれん草、時無し大根が生育しています。

その向こうがお隣の田んぼで、もち米の掛け稲(刈り取った稲を竹に掛けて干す伝統的なやり方)が見えます。

私の個人的な趣味としては、もっと雑然と雑草と多様な野菜が入り交じっている風景がいいんですが、仕事の合間に世話できる程度ですから、現在のところ家庭菜園用小型耕耘機を使って整列したうねを作り、さっと短時間で世話できる方式をとらざるを得ません。

ともかく2002年3月のエンジェルファーム設立以来、この菜園で自然療法を学んできました。今年は設立10周年記念ということもあって、設立の原点に帰って菜園に力を入れました。

そうしていたら先月出版されたばかりの「アタナスシア」が届き、桂子がそれに夢中になって、私たちはよりいっそう原点に帰ることになりそうです。

勝手ばえのミニトマト



香山桂子です。

エンジェルファームの菜園に勝手ばえしたミニトマト。
雑草に埋まっていたので夏には気がつきませんでしたが
今頃になって生命力の強い姿をあらわにしました。

大地のエネルギーと惑星のエネルギーをいっぱい蓄えたミニトマトを食べてみました。驚くほど甘くジューシーでフルーツのようです。化成肥料などで過保護に育ったトマトとは明らかに違う濃厚なエッセンスを含んでいる味がします。

こんなに強健でおいしいトマトの種を自家採取し来年に蒔きたいと思いました。



先日、むさぼるようにして読んだ「アナスタシア」の本には「種はお医者さま」とありました。

トマトやキュウリ、その他の庭で育てる植物の種に、自分の健康に関する情報を伝えることで、そこから育った実からはその人に必要な薬が得られるというものです。



自分の健康に関する情報を伝える方法があまりにもシンプルなので懐疑的になってしまう人もいるかもしれまませんが、自然や農が大好き!!という方にはぜひ、アナスタシアを読んでみてください。

私はエンジェルファームのこのトマトの種からチャレンジすることがとても楽しみになりました。

カモミール



今秋もまたエンジェルファームの前庭に
ジャーマンカモミールのこぼれ種が勝手生えして
小さな弱々しい幼姿になっています。

今夜も香山桂子がブログを担当します。
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エンジェルファームのHPトップページの写真が
カモミールの写真に差し替えられたことご存知でしたか?

「カモミールは汝に忍耐を教える花。
踏まれてもすくっと立ち上がる」

英国の古くからの言い伝えだそうです。

小さくて可憐、繊細に感じるその花からは想像できない表現ですが
実際、エンジェルファームの庭でこぼれ種で毎年花を咲かせている
カモミールを観察しているとその言い伝えは真実だと
断言できますね。

踏まれても・・・激しい風や雨にさらされても・・・
周りに雑草がはびこっても・・・
忍耐力をもって成長する姿は本当に美しいです。

ローマンカモミールの精油は
少しのストレスでも緊張しイライラ、不機嫌、怒ったりする人に
“寛容さ”や“力を抜くこと”を教えてくれます。
リラックスが下手な方、他者からの手助けを受け取るのが
下手な方には特にお勧めかな?

ハーブティでいただくならジャーマンカモミールをどうぞ。
深く鼻で呼吸しながら揮発した精油成分をいっぱい吸入し
ゆっくりと飲用してみてください。
吸入と飲用の相乗効果でストレスによる“緊張”もすっかり抜け
リラックスを約束してくれますよ。
不眠気味の方、風邪気味の方には特にお勧めです。

コンクリートからビオトープへ




久々にエンジェルファームの小池(3m×1m)の水を抜いて掃除したら、シマゲンゴロウが一匹見つかりました。

東京都や神奈川県、石川県、富山県では絶滅危惧Ⅰ類(絶滅の危機に瀕している種)。福岡県、熊本県、長野県では絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)。宮崎県、千葉県、埼玉県、香川県、北海道で準絶滅危惧種に指定されています。

まだ子供ですが、絶滅しかけているこの希少種がどうやってこの池に来たんでしょうか。やっぱり飛んできたんでしょうね。こんな子供がひとりで飛んできて、孤独
にひとりで暮らしていたなんて・・・

この小池、ここから何百mか離れた湧き水(集落の飲み水)の余り水が流れるしくみになっており、塩素が全く添加されていないのはいいんですが、実はコンクリートで固められた池で、自然な池ではありません。
ビオトープとはいえない造りになっています。

来年は絶滅しかかっているような水生昆虫のために、コンクリートを壊して、本物のビオトープ池を造るしかないなーと考えています。“コンクリートからビオトープへ”




大人のタイコウチも一匹だけ見つかりました。
東京都、新潟県、沖縄県で絶滅危惧Ⅰ類、青森県で絶滅危惧Ⅱ類、長野県、山形県で準絶滅危惧種に指定されています。

タイコウチを見たのは2002年以来です。
ここでエンジェルファームを始めた2002年に菜園の一部を池にしたら、そこにいろんな水生昆虫が自然発生し、そのとき
タイコウチがたくさん棲息していました。
意識を向けて、ちゃんといい環境をつくってやれば、彼らはそれを探しあてて、そこで繁殖できるのだということです。

ビオトープ池がいっぱいできたらいいですね。市役所、学校、会社、駅・・・ いいビオトープ池をつくってる会社は
法人税を2割免除みたいな法律ができてほしい・・・




これも一匹だけいました。
名前はわかりません。やけに元気でした。



ミズカマキリは5匹、あとで見つけた1匹を加えて6匹でした。
前より増えています。

エンジェルファームの小池の過去の情報です↓

http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/07ecaf12a4ee7e364d7217fa278df13c

http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/a8da955a6e93a600cb6e47b889f2d105

http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/f4f3e5458ff98be7a4280e72651c302d

http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/174724a3a57500264f975c3cee7758b5

http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/ed7f802f456768020e1dcf1f06ce35ed

http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/94e25908e7823b8b3ccdee7cf7c3696e

大根の間引き菜



エンジェルファームの菜園で育つ大根の間引き菜。
“まびき菜”の説明はWikipediaにあります。

たとえばダイコンなどを栽培する場合、最終的には個々の植物の間がある程度開いていないとよく育たないが、苗の頃には逆に互いに寄り合っていた方が育ちがよい。そのような場合、ある程度密集した状態で苗を育て、育つにつれて苗を引っこ抜いて互いの間を開けてゆくことが行われる。この作業が間引きである。通常は弱いもの、細いものを抜き取るが、あまり大きすぎるものを抜く場合や、曲がっているなど形の悪いものを抜く場合もある。人工林における間伐もほぼ同じ意味を持つ。

都会に暮らしていたら間引き菜なんて知らないですよね。私もまったく知りませんでした。若くて柔らかくて実は野菜のなかで最も贅沢な食べ物だと思います。が通常は市場には出回りません。

だから私たちが住んでいるような農村部は、季節の間引き菜をウリにするようなレストランがあったらいいと思います。
間引き菜は本当に美味しいです。それをわざわざ食べにきてくれるひとが少なからずあると思います。



収穫した大根の間引き菜。
昨日は“おひたし”でいただきました。



成長中の大根(時無し大根)。
大根葉は根より栄養価が高いなどと言われ、最近は根より葉を利用することを目的とした品種が生まれています。ネーミングがうまいなーと感心します。

ハットリクン(葉っ採り君)
スタミ菜
栄葉(栄養 &“ええよ~”)

赤とんぼ



日没後、エンジェルファーム菜園から見た夕焼け。



昨日菜園で見た赤とんぼ(アキアカネ)。
今年はアキアカネの姿が極端に少ないと思います。
7.12九州北部豪雨の影響もあるのでしょうか?

小学生のとき、京都から茨木市(京都と大阪の中間に位置します)に移転した頃のことをときどき思い出します。
近くに小川があって、そこにはメダカやドジョウ、タナゴ、モロコ、オイカワ、フナがいっぱいいました。
トノサマガエルもいっぱいいたし、牛ガエルまでいました。牛ガエルは超大型のカエル、食用にされるカエルです。私たちは「ショックン」と呼んでいました。夢中になって彼らと遊びました。
菜の花畑が近くにあって無数のモンシロチョウが舞っていた光景も忘れられません。

そういう生き物たちがあっという間に姿を消したんです。それがものすごい高度経済成長、都市化というものでした。
畑や田んぼが急激に造成されて大阪のベッドタウンになっていきました。

高校二年のとき、「公害の世代」と題した油絵をかきました。公害にむしばまれる若者を抽象的に描いた気味の悪い絵でした。当時私は気管支喘息に苦しんでいたので、その苦しみと、当時よく話題になっていたPCB(ポリ塩化ビフェニール)の公害を重ねました。

今、自然の豊かな大分県の内陸部に暮らしていますが、実は小学生のころに見た光景はやっぱりここにもないんです。
たしかに水はきれいなのに、魚の姿が少なすぎです。トノサマガエルも少なすぎ。

原因は第一に農薬の影響だと言われていますが、生態系を無視した護岸工事の影響もあるそうです。

クリの収穫



↑刈った草の上に落下した裏山のクリ。
クリが落下し始める直前に草刈りしました。
草むらに落ちて姿が見えなくなったり
クリをねらう虫が入るのを防ぐためです。



今日の収穫。
大自然の恵みです。

秋のこの季節にこうしてクリを拾い
イガから実を取り出すというのは
日本人が縄文時代からやってきたことでした。
私たちは彼らの歓びにつながりました。



これが裏山のクリの樹。
横にカキの樹があり、梅の大樹があります。
この裏山にはスギ、ヒノキが一本も植わっていません。
かわりにカシやクヌギがあります。
典型的な里山で、カシやクヌギを燃料として使ってきたのでしょう
クヌギを使ってシイタケも栽培していたでしょう。



まだ熟していないクリの実も見えます。
熟して落ちてくるのを待ちます。

2006年06月15日にクリの花のことを書きました。
http://blog.goo.ne.jp/ki_goo/e/c1c9888ba57739433970d3a513c0d864