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竹田豪雨



早朝ものすごい豪雨&カミナリでした。
エンジェルファームは被害ありませんでしたが
自治会内の立派な石垣が崩壊し
一部、車道にも転がり落ちていました。
人や車にあたらなくてよかった。

昨年から自治会長職を務めているので
市役所に連絡すると総務課にまわされ
災害の連絡がいっぱい入って、てんやわんやの状況であることが伝わりました。今は何もできないので、地域住民で何とか危険のないように応急処置してほしいという返事でした。



そのような返事でしたが結局、市役所から体格のいいお二人がやって来て、車道に落ちた岩を安全なところまで移動してくれました。



実は石垣の前に農業用水路があるんですが
これが岩と土砂で完全に埋まってしまいました。
今は大水のことが心配ですが、じきに梅雨があけて
今度は水の確保が最重要課題になります。
水路が使えないようでは田んぼが干上がります。

農政課に連絡すると夕方、職員が視察にきてくれました。
40万円以上の工事費がかかる被害でなければ
市の補助は得られないとの説明を受けました。
この規模だと40万円かからないそうです。

そして地区の水路組合も、組合費(水利権維持費)を工事費に当てるわけにはいかない。土地の所有者が工事費を負担しなさいという方針。

そうなると、土地所有者が全額この工事費を負担しなくてならない。水路から岩と土砂を除去するのは、15万円くらいですむとして、石垣を組み直すと700万円から1千万円かかるという。石垣をやめてコンクリートで固めるにしても、そうとうな大金になるらしい。

ところがこの土地はもともと個人の所有地ではなく、古い石仏を祀っていた共有地でした。時代の変化でみんなが抜けていき、残った二人が共有しているかたちになっている。個人の家とか庭みたいな所有ではないんです。だからそんな大きな負担をするぐらいだったら、この際、共有地のメンバーであることをやめたいと言われました。

さあそうなると誰が岩を撤去するのか、誰があの崩落面をコンクリートで固める工事をするのか?



エンジェルファームは少し高台にあって洪水の影響は全く受けないのでわからなかったのですが、少しドライブしてみると近くを流れる稲葉川は危険水域に達していました(このときはすでに水位は落ちていますが)。朝9時ぐらいに雨がやんでくれたおかげで助かりました。雨が止まなかったら悲惨な事態になっていたでしょう。写真の右の岸を拡大したのが下です。



いたるところが崖崩れをおこし道路が寸断されていました。