Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

いま書かなければ

2012-12-07 02:29:34 | Weblog
様々なものに対する嫌悪感が凄まじい。顔が引きつりそうだ。
何もやる気がしないと言うよりは、その何かに対する嫌悪感がひどい。勉強する気がしないから本を読むとか部屋を片付けるとかゲームするとかよく言うが、本を読んだり部屋を片付けたりゲームをする心の余裕があるのだったら勉強すればいい。本を読んだり部屋を片付けたりゲームをしたりすることへの激しい嫌悪。いま椅子に座っていることへの嫌悪。これから寝ることへの嫌悪、風呂に入ったり歯を磨いたり服を着替えたりすることへの嫌悪。食べることへの嫌悪。つまるところ、生きていることへの嫌悪。

ごく稀に調子のいい日/時期もあるが、そういうときに為すべきことをしなければ、ほとんど廃人になってしまう。ロシア生活は基本的に暇で仕方ないが、だからと言って勉強したり娯楽で遊んだりできるかと言えば、そういうものに対する嫌悪感が先立って、とてもじゃないが自分には無理だ。したがって、顔を歪めながら机に突っ伏しているだけの日々が過ぎる。これは暇を持て余している、というのとは違う。自由な時間に動画を見たり音楽を聴いたりできる者は幸いだ。勉強が辛いと言って娯楽に走れる者は幸いだ。

あらゆることが嫌悪の対象になる。せめて娯楽に享楽を見出せればいいのだが。こんなことを書き散らしても、ほとんど誰もこの苦しみを理解しないだろう。理解してほしいと思っている人にも理解してもらえないだろう。しかし、いま書かなければこの感情は本当に誰からも理解されない。

それにしても、この国では本当に誰からも自分は必要とされていない。必要とされないということが、これほど耐え難く孤独で絶望的なものだとは知らなかった。むしろ自分は邪魔なのだ。その疼痛。迷惑がられ、邪魔者扱いされ、唾を吐きかけられる。そんなに鬱陶しければいっそのこと首を絞めてくれればいい。こうして他者に対する嫌悪感が醸成されてゆく。

ロシアではアニメーションが見放題――誰が言ったのかは忘れてしまったが、とてもそんな気は起きない。もともと好きでもない作品を暇だからといって見るつもりはないが、しかし見たいはずの作品でさえ、この嫌悪がのしかかってきて見ることができない。あらゆるものへの嫌悪と無気力。体が張り裂けそうになる。