Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

道徳「志村けんに学ぶ」 1

2008-10-02 23:55:58 | 道徳
 9月30日,授業参観があった。
 道徳「夢に届くまでのステップがある~志村けんに学ぶ~」の授業を行った。
 http://homepage2.nifty.com/kenkayo/shimuraken.htm

 このネタは,2004年2月に「野口芳宏先生に学ぶ会in仙台」で模擬授業を行った際に開発したものである。
 今回は,4年生対象の授業である。この教材はもともと高学年対象のものとして開発した。4年生で実践することには不安があった。
 「夢に向かってあきらめることなく努力を続ける」というのがこの授業のねらいとするところだが,4年生で将来の夢を思い描いている子がどれぐらいいるかが把握できていなかったからである。

 授業の結果からいうと,たしかな手応えを得ることができた。4年生相手でも授業は成立した。
 驚いたのは,私の語りに目を真っ赤にして涙を浮かべていた子がいたことである。

 子どもたちの授業後の感想をいくつか挙げる。
 
○何年がんばって駄目でも,いつかは必ず報われる。夢をあきらめたら,がんばった苦労が無駄になる。

○学んだことは,1回,2回と駄目でもあきらめないでやると,やりたいことができるんだなということです。

○私は自分の夢があります。大人になったら叶わないかもしれないけど,私は最後まであきらめないでやりつづけたいと思います。私は,志村けんの勉強をして,そのことがよく分かりました。

○今日は,自分がやりたいことをあきらめないという勉強をしました。志村けんさんのことです。自分のやりたいことを,簡単にあきらめたりしない人なんだなあと,私は思いました。いつもはあんなことをしている人だけど,真剣なんだなあということが分かりました。夢をあきらめないということが,どんなに大切か,今日分かりました。私はあきらめたりすることがすごく多いので,これからは絶対に何事もあきらめないでしたいと思います。

ものを大切にしよう

2007-12-05 22:33:38 | 道徳
 今朝の朝会で,生活目標について次のように話をしました。


 おはようございます。

 ヤンキースの松井選手,マリナーズのイチロー選手を知っていますか。
 この2人のバットを誰が作っているか知っていますか。
 知りませんよね。知っていたらすごいです。
 この2人のバットは,久保田五十一さんという人が作っています。1本1本手作りで作っています。

 三振したり悔しいことがあったりすると,バットをグラウンドにたたきつけたり,ひどい場合はへし折ったりするバッターがいます。そういうシーンを見たことがある人もいると思います。
 あるインタビューで,久保田さんにそういうことについてどう思うか尋ねました。
 すると,久保田さんは「人間として恥ずかしいことです」と答えたそうです。

 バットは主にアオダモという木から作られます。アオダモの苗を植えてからバットになるまで80年かかります。
 自然が育ててくれた大切なものを,そんなふうに扱うことは,人間の恥だと言うのです。

 今度機会があったら,テレビで見てほしいと思います。
 松井選手はフォアボールで1塁に歩いていくとき,バットをどうしているでしょうか。
 松井選手はバットを放り投げるなんてことはしません。
 そっとグラウンドにおいてから,1塁に向かいます。

 一流選手には物を大切にする心が備わっているようです。

 今月の生活目標は「ものを大切にしよう」です。
 
 終わります。