稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

無知と危機感

2016年11月07日 | 詐欺、迷惑、防犯、防災、危機管理
昨日6日に、東京の明治神宮外苑であったイベントで
展示物が燃え、男児(5)が死亡したとニュースで聞いた。



何でも、木製ジャングルジムの中心部分に、木くずが絡みつくように飾り付けられ、
投光器でライトアップされていた。そしてライトは高熱を発する白熱電球であったと言う。



木くずは簡単に火が付く。
子供の時から焚き火をし、薪をくべる「かまど」や風呂釜を使った世代ならすぐわかる。
上の写真を見て、この中で子供を遊ばせようなどと思う同世代は居ないと思う。
作ったのは日本工業大学の新建築デザイン研究会の学生。
おそらく焚き火も知らないし、マッチで火を点けたことも無い世代だ。

この制作物を見た者の中に、問題視したものはいなかったのか?
少なくとも投光器があり木くずがあればアホウでも無い限り危険だと思うのだが。。
焚き火経験のある50代以上が居たなら、危ないと思うのが普通だと思うのだが。。
おかしいと思ったら臆せず注意する習慣をつけよう。
無知な若者(いや中年も)が増えているのは確かなのだから。

少し話は違うが、無灯の自転車や自動車、スマホのながら運転、いずれも毎日のように見かける。
日常生活の中で、命に係わる事でも、危機感があまりに無いように思える。
本当に呆れるばかりだ。健全なる危機感は常に持って欲しいと願うばかりだ。
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5日の稽古

2016年11月06日 | 剣道・剣術
5日は朝5時に起きて出発。
7時15分からの長正館の一刀流の稽古に参加。
久々に打方を1時間務める。涼しい季節だが汗だくになる。
絶対に気を抜かないことを意識している。形稽古だが真剣勝負である。

後半は横で見ながら指導する。
仕方の強く早い突きを効果的になやして突き返す方法、
50本最後の余りで、残心後、何故仕方は右足から下がるのかなど。
全体的に剣先が弱い者が多い。形稽古だけの者には難しいのかも知れない。
形をなぞっているだけではラジオ体操と同じである。

長正館では打方が数人並び、仕方は順番に掛かっていく。
打方仕方ともに技の遣いようが画一化するメリットはあるがデメリットもある。
それは全体的に真・行・草の「真」に固まってしまうことである。

どうしても初心者が理解しやすいように真の技となる。
つまり大きく正しく厳格に技を遣い過ぎるのである。
演武の形は「真」である。たまに「行」でやると迫力が出る。

形稽古なので「草」は無理としても「行」の技は遣いたいものだ。
「行」の技とは「真」の技を実際の状況に応じて臨機応変におこなうことだ。
例えば一ツ勝でも仕方は小さく最低限に切り落すのが「行」の遣い方。
「行」の遣い方をするには打方仕方とも熟練者同士である必要がある。
長正館ではこの稽古が絶対的に不足しているように思う。

残業稽古はハキリ合い(十二点巻き返し)をなぞってみた。
一刀流の技の中ではこのハキリ合いと合小太刀が一番好きである。
三重(サンジュウ)はイマイチ好きになれない。


夜は生駒市武道館で宝剣会の剣道稽古。
八段1名、七段3名、五段2名。
基本稽古ですでに息が上がってしまったが中身の濃い良い稽古になった。
宝剣会は一刀流の稽古と重なるため休みがちになるのが悩みである。
剣道で、高段者同士の稽古は真・行・草の「草」になる。
「草」の稽古だが個々には「真」の追及であるのが面白いところだ。
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先代の猫たち

2016年11月03日 | つれづれ
先代の猫たちの紹介。

「さすけ」は千葉に住んでいた頃、マンションの下で鳴いていた。
しばらく放っておいたが誰も拾わないので見るに見かねて保護した。
若い頃は乱暴者だったが去勢してからはおとなしい猫になった。
大きなふとっちょの白猫さんだった。オス。
奈良に引っ越してきて翌年に肝臓の病気で急死した。往年10歳。

さすけの数年後に次男が拾ってきたのが「ちびまる」。メス。
保護した時は息も絶え絶えですぐ死ぬかと思ったが17歳まで生きた。
一度叱りつけたらトラウマになったのかボケるまで私には懐かなかった。
神経質な気性で、後輩の「こたろう」とは仲が悪かった。



「こたろう」は千葉の勝浦の山の中にいた子猫。
誰かに貰ってもらおうと思って一時的に保護したが心配したとおり手放せなくなった。
医者のミスで「こたろう」という男の子の名前になった。
呼び名は「こた」や「こちゃ」になり「こちゃくん」や省略形の「ちゃーくん」になった。
毎晩私と一緒に寝たがった。年を取り、ボケる寸前まで添い寝は続いた。
小さい頃から耳が悪く、おそらくほとんど聞こえていなかったと思う。



下は往年のこたろう。毎晩私の右腕に抱かれるのが日課だった。
右腕でこたろうを抱いて左手で酒を飲む。右手が使えないので左手で箸を使う練習もした。

こたろうは年のせいであちらこちら具合が悪くなっていた。
この写真の3か月後に老衰で死んだ。往年19歳。
息を引き取った時刻には虫が知らせて仕事中だったのに号泣した。
半年経ってもペットロス症候群がひどく、そのため今の猫を貰ってきた。

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秋田時代

2016年11月02日 | 剣道・剣術
別件で古い写真を整理していたら秋田時代の写真が出てきました。
(別件が、昔の彼女の写真を探していた・・というのは内緒です)

写真は昭和57年(34年前)11月。湯沢はもう雪でした。
秋田市にあった興陽館道場の湯沢合宿で、湯沢市内で稽古したあとの宴会風景(二次会?)。

奥山京助範士八段を囲んでる写真。左で振り向いてカメラ目線なのが私。
左隣は村上さん、上から保坂さん、斉藤さん、小松さん、堀松さん、利部さん、奥山先生、我満さん。
頭の2人は不明。2枚目の写真では中心の上方に湯沢の加賀谷さんが写っている。





この頃の私は剣道三段を取ったばかり。先輩たちは無茶苦茶強くておもちゃ扱いにされてました。
時々来られる秋田県警の児玉先生には投げられたり絞められたりされます。怖かった。
奥山先生がエライ先生だったと気が付いたのは随分とあとのことでした。
竹刀は時々飛ばされました。真似したいのですがそうそう出来るものではありません。

稽古が好きで、というか秋田に住んでいた頃は他にすることも無く、
週三回の稽古はほとんど参加してました。

奥山先生からいつも言われたのは
「粕井ょ、おめぇは不器用だからちっこい技は駄目だぁ、大きな面さ打でぇ」だった。
技なんかまったく教えてもらえなくて、ひたすら打ち込んでいくばかりです。
でも何だかそれはそれで面白かったなあ。

当時、秋田市民大会だったかな?2回か3回出ました。
どういうわけか姓名順で決めるらしく、いつも柏木五段と当たります。
2回目からは、礼をした時に柏木五段はニヤリと笑うのです。当然いつも瞬殺。
話したことはありませんがニヒルな感じのかっこいい方でした。

そうそう、皆さん秋田なだけにお酒もムッチャ強かった。日本酒もうまいし。
稽古のあとは師範室に集まって日本酒を湯呑みについで一杯飲んで帰ってました。

道場の忘年会のあとは歩いて茨島(ばらじま)まで帰るのですが、
息を吐いたら電信柱の電球の光に、凍った息がキラキラ輝いてたのを思い出します。
雪がすごくて車を出すために雪かきしていたら稽古に間に合わなかったり、
道場に行く川沿いの道で雪のためスタックして稽古できなかったり。

懐かしいお顔を見ていたら当時のことが色々と浮かんできます。
ちょっと懐かしかったのでUPします。


【2019年3月11日追記】

別の写真が出てきました。
これも上と同じ湯沢合宿の写真かと思います。
上で堀松さんだと思ってた人は佐野さんでした。



コメント (2)
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朝の掃除

2016年11月01日 | 旅行や街角メモリー
東大阪の事務所に着くと、まずはゴミはさみとスーパーの袋を持って
マンションの周りの吸い殻や空き缶を拾うことを日課にしている。
これは今は無きホワード時代からの毎朝の習慣である。

生活道路に面しているので交通量はけっこう多く、
タバコの吸い殻や空き缶、食べ物の袋、テッシュなどが落ちている。
拾うのは人間が落としたものだけ。落ち葉などは掃除しない方針。

先日、駐車場に使用済みの紙おむつの袋が落ちていることに気が付いた。
いつも幼児を乗せている車の助手席側の横。
子供を降ろした時に落としたものだろう。

拾っても良いのだが、収集日まで数日あるし、
数日もうちの事務所にそんなものを置いておく気もしなかった。
どうせ落とし主はすぐに気が付くだろうとも思っていた。

しかし1週間が過ぎても拾おうとしない。こうなりゃ意地だ。
気が付かないのかも知れないと思い、運転席側にけっとばしておいた。
それでもなお、3日間無くならない。なんで?

4日目の本日、無事に無くなっていた。
落としたお母さんが拾ったのか、見るに見かねて他の人が拾ったのか。

集合住宅というのはトラブルまでいかない小さなトラブルが結構ある。
通常の騒音、1階の出入り口ので開閉音、ゴミの出し方、車の停め方などなど。
ともかく今日は、1件落着してほっとした次第。
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