稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

剣道形小太刀(仕太刀の打太刀に対する腕の制し方)追記

2016年12月27日 | 剣道・剣術
12月27日追記(21日の記事にも追記しておきました)
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日本剣道形解説書の後ろの方「解説書のできるまで」の小太刀三本目の説明に、
“関節よりやや上部をやや横より押さえ腕の自由を制する”について、

“制する場合に、左右の手で逆にとるとの意見もあり、また、この逆のとり方にも、
ねじる方向が違う等いろいろ論議されたが、審議会に諮った結果、
表現は原本どおりとしてツボを押さえ自由を制するとの見解となった。” とある。

結局は結論がつかないまま、玉虫色に決着したということである。
ツボを押さえたがるどこかの大先生の意見が無理やり通ったということか。
ねじるというのもおかしな話だ。ねじったら力技(ちからわざ)になってしまう。

小太刀三本目は関節技なので、ねじったりツボを押さえたりする必要はまったく無い。
二本目ならば軽くねじったり、軽くツボを押さえたほうが良いかも知れない。

ともかく、最近の剣道形講習会には何回か出席したが、
「ツボを押さえる」という説明は一度も聞いた事が無いのである。

原型は「一刀流の小太刀」である。
これを経験したことが無い剣道界の大先生たちが決めることだから、
なかなか訂正は難しいのかもしれないが、
何とか解釈を変えて欲しいものだと切実に願う次第である。
コメント
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