子供の目を見る。
学年問わず、
力強い目、やる気に満ち溢れている目、不安や不満を抱えている目、大人を窺う目、無気力な目。
様々ある。
強いから、結果を残しているから力強く、やる気に満ち溢れているわけではない。
逆に、弱くとも、一生懸命や楽しさが伝わってくる目もある。
私もそうでしたが、親って子供の一番近い存在のはずなのに、子供の目の奥底に潜んだものは正しく見えないことがある。
側から見てると全く違って見えるのに、都合の良い解釈をしてしまい、目が曇ってしまう。
うちの子は頑張っている。
うちの子は柔道が好きで仕方がない。
本気でそう思っている人もいたら、現実から目を背けてそう言い聞かせいる人もおられるのではないか。
子供を苦しませているのではないかという葛藤、苦しい気持ちは、思慮深く、省みる人間程大きいですからね。
最近、小学生を見かけた時には、強さやセンスよりも、そんなことを考えながらジッと目を見ていることが多い。
先生に、
この子、いいですね〜
なんてことを言うと、
えっ?この子は弱いですよ。
となることは多々あるんですけどね。
そう言えば、今見ている中学生を初めて見た時に、全く強さを感じなかったけど、本当にいい目をして、
君、何年生?
と話しかけた記憶がある。
強さや結果を求めるが余りに、その時感じた目を変えてしまうことがないよう気をつけていきたい。