親離れ、子離れというテーマで話をすることがあった。
で、親離れ、子離れって聞くと、私的にはあんまり良いイメージのフレーズではないんですよね。
それは、子供達が小中学生の頃に、
あそこは子離れできていない。
といった事を言われていることを耳にしたからだと思います。
で、このフレーズって、決まって試合で負けた時なんかに言われるんですよね。
子離れ(親離れ)できてないからだ。
って。
勿論、多干渉による弊害例があることは理解しています。
しかし、各家庭によってやり方もあるだろうし、巣立つ時期も様々だと思うんです。
マイナスを発生させないよう上手く干渉していけば、あえて離れる必要はないと思っていますし、私的には子供に無関心な親御さんの方が多いと思っているぐらいです。
もっと子供に関心を持ち、もっと努力したら子供の人生は変わるのにと歯痒く思うことが多々あります。
しかし、これも私の考えであって、人に押しつけることはありません。
自説を続けますと、我が子なり、教え子が思うような結果に結び付かなかった時に、子離れ、親離れ云々の話をするのは他責思考ではないかと思っています。
自分のテリトリーを侵害されている感覚になるのも分かりますが、もしかすると、自分自身が、親が子離れできないような環境を作ってしまっているのではないかと顧みたい。
そして、自己の成功例からの話だと受け入れ易いが、得てして、親離れ子離れ論を唱える(押し付けてくる)方の背景を見て、選手としての敬意を払えても、子育てや指導についてはあまり共感した経験がなかった。
他人様の家庭に干渉しながら、うちは子供の意見を尊重したので子供に柔道はさせなかったとか、うちは子離れしているので強くなるもならないも子供に任せている。
とか・・全然説得力がない話が多かった。
結局はこれといった正解なんてないテーマなんですよね。
子離れするもしないも、それが上手くいくもいかないもそれも人生。
人生は一度きり。
悔いなく生き、自分なりの正解を見出して行きたいものだ。