全小もそうですが、全中ってのはまた違った思いが強く、各家庭にいろんなドラマがあると思います。
小学生時代はまだまだ子供で、親や指導者の言われたままと言うか、ただ何となく頑張っている子もいると思うんです。
で、中学生になってくると成長期を迎え、反抗期であったり、様々な自我が芽生えてくる。
小学生時代に成し得なかったことを中学柔道でと意気込む親、なぜ柔道なんてしなくちゃなんねんだ?なぜ全国なんて目指さなきゃなんねんだ?という中学生。
小学生時代にやらされていた影響も徐々に現れてきます。
小学生時代に抑えつけていた反発があったり、親がいないと頑張れない子も出てくる。
小学生時代には勝っていたのに急に勝てなくなる現象もおき、親子で苦難を乗り越えなければならないこともあります。
また、部活の先生との温度差から溝ができることもあります。
柔道だけが全てではない。学生の本分は勉強。(分かってます!)
部活以外は休ませてやってください。
(分かってます!)
あれしたらダメ!これしたらダメ!
(分かってます!)
いろんな問題が発生するのが中学柔道で、この時期の過ごし方や結果で、その後の進路が大きく変化するのも中学柔道なのかなと。
私自身、勿論、少年柔道も熱くなりましたが、一番子供に気を遣ったのは中学柔道だし、一番そわそわと落ち着かなかったのも中学柔道でした。
各家庭にストーリーがあり、問題点も違うので、答えは親子で見出さなければならない本当に大変な時期であり、これまでの人生で思い出深い時期でもあります。
ちなみに、私って負けを知り尽くしていると思われてか、負けた方々から報告をいただくんですね。
で、今は辛く、悔しく、歯痒くて何を言われても慰めにならないと思いますが、とにかく子供達は頑張った。
お父ちゃんお母ちゃんは下を向かず、常に元気に前を向いて立ち上がりましょう。
そうすれば、子供達は必ず立ち上がって頑張ってくれるんです。
親が凹んでる姿を見せたら子供は悲しむだけですからね。
家族で一丸となって戦えることは幸せなこと。
優勝するのも、また頑張って行こう!となるのも、実は幸せなことなんですよね。
こんなに幸せを与えて貰ってんだと思えば、凹むことも、腹が立つこともない。
時間だけが解決だけど、一日も早く力強い一歩を踏み出すが吉。
それは間違いないと思うな。
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