
一夜明けて思う。
大悟は、悔しい、歯痒いという思いを幼い頃からずっとしてきた。
少年柔道時代は、死に物狂いで体重別にかけたが3位、準優勝と及ばなかった。
しかし、5年時には32キロ、6年時にも38キロ。
今考えると、よくそんな体重で勝負しようとしたなと思えるものだった。
まだまだ当時の環境は、一生懸命な者が目立ち、一生懸命な者が馬鹿を見る環境であり、いろんな面で本当に苦労をかけた。
くそっ・・ちくしょう・・。
負けるか・・負けるもんか・・。
中学になっても苦労はしましたが、大悟とは常に歯痒い気持ちを共有しながら日本一になろうと悪戦苦闘し、最後の最後であと一歩のところまで駆け上がった。
だから、こいつは挫折ばかりしてきた人間なんで一切心配などしていませんが、今日は原点を忘れがないが為に、あえて中学校や道場へ連れて行きました。

胸を張れる凱旋というわけではなかったので、ちょっとだけ恥ずかしそうにしていましたが、これもまた糧になるでしょう。
ま~また這い上がってこい。
周囲の人間への感謝の気持ちを忘れず、与えられた時間を無駄にせず努力を続けるべし。
