渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

好きな街 〜横浜元町〜

2019年09月20日 | open


やはり、横浜の中でもここが好きだなあ。
ここに住みたいもの(笑)。
パリよりもパリっぽい。

ただ、パリはね・・・。
パリジェンヌがオシャレで素敵?
バカを言ってはいけない。
そこらに唾は吐くは、タバコはポイ捨てだわ、
ゴミもポイ捨てだわ、パリの女たちは非常に
行儀が悪い。
はすっぱなズベ公みたいなのが集団で住んで
いるのがパリだ。悪く言えば、パリの女全員が
裏路地の売春婦のような悪態状態なのだ。
今も戦中戦後かよ?みたいな。
それは、それが良い悪いではない。そうなのだ。
日本でも、戦後直後の東京などは、物凄い数の
日本人の女がパンパンになった。他国の事は
言えない。
ただ、パリの女にピューリタンのようなものを
思い描いても、それは間違いである、という事
だ。
エディット・ピアフが典型的なパリの女だ。

よく俗な例えで、世界的に「フランス女は恋愛
の相手にはいいが結婚はするな」と言われてい
るが、そうした面はあるにはあることは確かだ。
あーたね、モデルのような洗練された美人が街中
でペッと道に平気で唾吐くんだぜ(笑)。
まあ、ハイヒールやフレアスカートも、フランス
で発明されたものだけどね。女が街中でンコした
りションしたりする時にそれを足で踏まない為
に。
あと、パリでは犬の散歩で飼い主がフンを取る
習慣は無い。
市が公費でフン取りを定期的に行なっている。
パリジェンヌたちは、犬のフンなどは取らないの
だ。自分は世界一の先進都市に住むパリジェンヌ
だから(笑)。
そりゃ、唾も吐くかな(笑)。
いや、吐かないよ。行儀悪い。
大陸中国の電車内じゃないんだぞ。
でも、パリ女はそれをする。

でもね、そういうの、なぁ〜んか違うんだよな
あ(笑)。
英米のザーマスの一族のほうがパリジェンヌ
よりずっとまともに思える。
フランスはラテンですね、という感じがする。
「パンが無いならケーキを食べればいいじゃ
ない」てな女がギロチンくらっても、まだその
類の勘違いが生きている。
芸術の街パリだが、そもそも芸術自体は実は
非常に背徳的なものだ。
拮抗する対抗意識としてのパッションが不在の
芸術は、果たして芸術の本質に向かうのか、と
いう問題が横たわる。
そういう意味で、日本においては、本当の芸術
が開花するのは、江戸期の大衆的サブカルチャ
ーの発生時を原初とする。
権力者に寄り添う芸術は、政治宗教的作為性が
中心幹にある限り、芸術の本質に向かう質性に
は限界がある。
そうした点において、フランスこそは、世界の
歴史の中でも最先端の「芸術的」な国である
といえる。これは古代ローマ以来の。
更に、取り分けフランスの文芸や思潮に背徳的
なものを感じ取らないとしたら、それはあまり
も楽観的に過ぎる。

てことで、シャンゼリゼより横浜元町、ってね。
フェリスのおねーさんはお上品だ(笑)。
いや、ほんとに上品。
さすが、我がヘボン先生。長老派清教徒(笑)。
フェリスは明学、青学、関学とは姉妹校ですね。
(兄弟校とは言わないのは英語式なのかな。船が
女性名詞であるように)

どうもミッション系(特にプロテスタント系)の
学校というのは、早稲田のような大衆大学とし
ての空気は希薄だよな。早稲田なんてのは、
90年代でも、通う学生は私の学生時代の70年
代のようなきちゃむさいカッコの学生が男女
関係なく多かったが、キリスト教系大学や慶應
義塾などは、早くからシャレオツだったことは
確かだ。
80年代でも、慶應やキリスト教系大学に「外人
部隊」としてキャンパスに行くと、学生たちの
身なりが綺麗なことに驚いた(笑)。
そういう意味では、パリの勘違いと通じるもの
をそれらに感じたりもする時があるのだが、
それはキリスト教系ミッションスクールには、
プロテスタントの厳格性が基軸にあるからだろ
う。
だが、むしろ上智などはもっと砕けていた。
ICUなどはオベンキョ屋さんたちばかりのよう
だった。
立教などは、何やってもアマちゃんのボンみた
いだった。あまり土性骨みたいなのは無かった。
ただ、今はもうそういう空気は各大学では薄れ
て来て久しいようだ。

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