渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

撞球国日本

2023年03月25日 | open

戦前の那須塩原温泉

かつて日本の温泉旅館には撞球
が必ずあった。
明治から昭和中期まで、日本は
撞球王国だったからだ。
戦後、温泉旅館の撞球室は卓球
室となったものも多い。
いわゆる「温泉ピンポン」が
それ。

広島県尾道には古い温泉施設が
ある。
















演芸舞台もある。
旅回りの一座とかの上演もあった
のかも知れない。


今は卓球台は撤去されているが、
かつてはまずビリヤード台を置
いていたであろう造りの部屋が
ある。造作がいかにも撞球用の
部屋造りなのだ。テーブル1台分。
今はただの空間にしてある。


この出張の部分が推定撞球室。
温泉娯楽室として利用されて
いたのたろう。


旅回りの一座といえば、旅回り
役者の人でカスタムキューコレ
クターの座長を知っている。
バラブシュカはじめ、タッドや
ジナやその他かなり貴重なキュー
も持っている。奥村プロのTAD
も持っている。
彼は私に言った。
「私は本当にひどい奴なんです。
いつも浮気してしまう。何度も。
でも、全てのキューを愛してし
まうんです」
芸に生きる彼は呟くようにそう
語った。

この記事についてブログを書く
« 映画ロケ地 〜京都 1969〜 | トップ | 出張撞き »