【ビリヤードレッスン】
【ネクストの引き出しを増やすシリーズ】
弾き引き?前にいく引きのイメージを伝授!!
これ、よく使うやつ(笑)。
35年前の東京撞球時代は、うちら
の撞き師仲間内では「跳ね引き」
とか言っていた。
私が何度か自己ショットでも
説明していた「ジャンプさせて
引く」というショット。パンチ
ショットやスタン(俗語直訳で
「どつき」)とも違う撞き方。
(パンチショットとスタンショ
ットは言葉上はどちらも「叩く」
という意味だが、ショット種類
としては細分化するとかなり異
なる球種となる。パンチショット
はパチーンと弾かせるような撞き
方で、スタンショットはパシッ
と叩き止めのようなキューの
使い方のショット)
これと普通の引きの使い分け
を私がし始めたのは、手玉の
スクラッチ回避のためではなく、
1987年前後の5-9のリングゲー
ムで手玉によるアクションが
絶対不可欠だったから。
手玉を自在に動かせる事の一環
としてこうした引きの使い分け
は必須で、玉を撞ける人は皆が
やっていた基本的な手玉使い分
けの一つ。
キャノンショット用だけでなく、
勿論通常の種目の実戦対戦でも
玉筋の多さの一つとして大いに
使える。
撞球師はごく普通に頻繁に使う
のだが、こういう玉運びは転がし
玉のみで自分のビリヤードを構成
している人たちには難しいのでは。
転がし玉、玉転がしに共通して
いる現象は、キューを利かせての
引き玉を殆ど使わない事。つまり、
球種が極端に少ない事。技法の幅
が極度に狭い。
玉筋は多く持っていたほうが何か
と便利かと思う。
この引きはポケットビリヤード
独特の撞き方で、あまりキャロム
では使われていないかと思う。
モスコー二などの古い時代の撞球
師はよく使っていた。
14.1ラックなどでは手玉の自在運行
が必須だからだろう。