渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

12月

2020年12月01日 | open


早いもんで、もうことしも12月だよ。
あと1週間で日米開戦の日で、レノンが
殺された日だ。

最近では、日本とアメリカが戦争した事
さえ知らない大学生がいたりするという
みたいな現実、有之。
鉛筆削れない人が一般的というので驚い
ていたら、その10年後には、マッチを
すれない=マッチでの火のつけ方を知ら
ない人が小学生を子どもに持つ親の世代
のほぼ10割近いとのことでぶったまげた。
しかし、この日米の戦争=昭和大戦を
知らないというのは、なんぼなんでも、
いくらなんでもど外れ過ぎではなかろう
か。

あと、不思議な現象あります。
今の20代30代世代の日本刀を使う武技、
体操?やっている人たち、時代劇とか時代
劇画とか小説とか一切見ない、読まないん
だってさ。
ラクロスやテニスと同じ感覚で真剣や模擬
刀を振ってるみたいすよ。
そりゃあねえ、武芸の心得不在の筈だわ。
やるかやられるか、の技術体験と備えの
為の稽古なのに。いくら現代戦争とは異な
るいにしえの武士の武技とはいえ。
でも分かるよ。
だから日本刀などには興味もなく、刀の
事を知ろうともせず、刀をぞんざいにし
て、まるで用具のように扱っているのよ
ね。どうでもいい箒やチリトリと一緒だ
から、その人たちにとっての刀の位置は。
もうね、「武士の心とは」とか「君子の
剣は」とか言ったら笑われてしまうみた
いよ(笑)。


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