渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ビリヤードの種類

2022年12月24日 | open


なぜ、ビリヤードのうちポケット・
ビリヤードのみが流行ったのだろ
うか。
やはり、1986年公開の『ハスラー2』
の影響が強すぎるのだろうなぁ。
それまでは日本全国、四ツ球台ばか
りだったのだから。
玉撞きといえば四ツ球の事だった。
私が1976年の高1の時に玉撞き屋
のおばちゃんに「あの色のついた
玉のほうやりたい」と言ったら、
「あんなのはお遊びのオモチャだ
からやめときなさい」と言われた。
これと同じ事を大学の時にも別な
玉屋のおばちゃんに言われたし、
社会人になってから職場の先輩
からも言われた。
日本では、アメリカン・ポケット
はビリヤードではない、という
風潮が強くあったのだ。四ツ球の
が空くまでの時間潰しの余興の
遊び、みたいな。
元々が賭け玉遊びで米国では利用
されていたからかも知れない。
確かに今でもポケットはやさぐれ
ていて、四ツ球やスリークッション
の世界は紳士然としたところがあ
る。
ポケットなどはプロでさえ社会人
としての礼儀もへったくれもない
連中がかなりいる。特に現代の
若い連中。
親からの躾を受けて無いような。
国内のビッグタイトルの優勝者
からして、てんで躾も礼儀もなっ
ていないたわけもんだったりする。
玉撞きがいくら上手くとも、そん
なのは駄目なのだ。日本人として。
ポケットの世界は勘違い人間が
多く、玉撞きが上手ければ偉いと
ド勘違いしている人間が非常に多
い。
漫画『ミドリノバショ』などは
ひどいもんで、よくポケット界の
実態を表現している。
主人公と主人公の実家の店の客
以外、出てくるプール・プレーヤ
ーは軒並み全員性格が悪く、礼儀
も知らず、やさぐれた半グレみた
いな連中しかいない。
実際のところ、現実世界でもそう
なのだ。ろくでもない礼儀知らず
の無礼者ばかりが大集合なのが
ポケットの世界だ。
理由は明白。
バクチ打ちの業界だからだ。
元々がヤクザな世界なのだ。
人格破綻者ばかりが多く集まるの
はそうした理由からだ。

まあ、とにかく、無礼者が多い。
何が紳士のスポーツかと呆れる。
現実は現実としてきちんと捉えて、
自分がそうならないようにしない
と、自分もカスになる。
スポーツマンシップも人としての
礼儀も弁えない族はビリヤード
などやってても上っ面だけだ。
これは、たとえ「プロ」であって
も。



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