1977年日本ダービー - ラッキールーラ
この第44回東京優駿日本ダー
ビーの単勝・連複は当てた。
ラッキールーラのような戦績
の馬は大好きだったし、今で
も好きだ。
馬体でかすぎるけどね。
歴史的な巨漢馬。
でも、馬体が絞り込めなくて
なかなか勝てない。人気が高
い時にも勝てない。
それでもどうにかダービーを
征した。
身体が大きすぎて、引退後の
種牡馬になった時には700kg
という何だそれ状態の馬体重
になっていた。
相手の牝馬がなかなかいなか
ったくらい。
最期は韓国に売られて死んだ。
なんだかとてもかわいそうに
思えた。
心に残る馬だった。
1977年のダービーは時計は遅
いが、良いレースだった。
ラッキールーラの意味は幸運
の支配者。
名前と裏腹になかなか順風満
帆ではない生涯のラッキール
ーラだったが、戦前戦後の名
調教師尾形藤吉氏の晩年に14
年ぶりのダービー優勝をもた
らして花を添えた。
感涙していた尾形師だったが、
ダービーの夜、自宅が火事で
全焼してしまった。
波乱を呼ぶ幸運の支配者ラッ
キールーラ。
だが、私は大好きな馬だった。
ヤエノムテキ、アイネスフウ
ジンと並んで。
競争というのは、観ていて実
に面白い。
それと、何だかいい。
馬も人も一所懸命に走るのは。
勝負だから勝ち負けにはこだ
わるが、誰が勝っても負けて
も、全員本気で懸命に走って
る。
それがいい。
私は物心ついた時から、どん
なジャンルでも、とにかく駆
けっこが大好きだ。