渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

左手練習

2022年04月13日 | open


仕事を上がってから、小一時間程
背広のまま上だけ脱いで、タイは
シャツの中にGIスタイルで入れて
撞く。
久しぶりにショーンで撞いてみた。

本ハギとインレイハギ。
50年以上前のキューと40年前の
キュー。


ショーンは押し引きヒネリよく
乗り、とても使い易い。
玉離れが早く、カスタムキュー
そのものだ。
だが、今のハイテクシャフトや
カーボン好きな人たちには使い
こなせないだろう。確実に。
トビがかなり出るからだ。
トビが出る事を「悪い」と考えて
いる人たちにはカスタムキューは
使えない。
マニュアルの車では運転できない
のと同じだからだ。
パワーバンドを感知して、いろいろ
合わせて行く事ができないから。

ショーンで撞いてみて、いくらで
も入る。
トビの見越しも身体に染みついて
いる。
そして、相変わらず透き通る高音
を奏でる。心地良い。

60'sに持ち換えて撞く。
特性の違いは明確だが、こちらは
こちらでとても味があって面白い。
打球の音質は金属音だ。キュイン
とこれも澄んだ高音がする。

試しに左手のみで全部プレーして
みた。ボウラードを。
ダブルが出たところでやめた。
左手でマッセもロングドローも
できるのだが、ボウラードでは
左手ではただキューを真っ直ぐに
出すだけの転がし玉をやって玉を
取り切っている事に気づいたから
だ。
つまらない。
つまらな過ぎる。
右手に持ち換えて、本来の自分の
スタイルに戻し、ある特定の玉を
何度も練習した。
日本刀もキューも左右どちらでも
使えないとならない。
手は両方あるのだから。
これは宮本武蔵も言っている。

それにしても、オールドアーリー
ショーン、やはりかなり良い。
1年360日撞球時代が何年か続いた
頃のメインキューだ。
今でも持つとピタリと来る。
にしても、こきたねえテーブル。
場所が場所なので仕方ないけど。
これは地域性ではなく、店なり。

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