渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

一番最初のナイフ

2022年08月31日 | open





私は肥後守世代なので物心ついた
時から傍にはナイフがあった。
小学生は全員持っていた。
なぜなら鉛筆を削らないとならな
いから。
カッターナイフというものが普及
するまでの日本は、全て肥後守で
鉛筆を自分で削るのが常だった。
だが、時代は変わり、刃物に接す
る機会が失われ、日本人は刃物の
使い方を忘れた。
それは実用としてだけでなく、
喧嘩争闘にナイフを使うようにな
てしまった。
全く使い方を解っていない。

もし、一度もナイフを持った事が
なく、刃物で物を切り、物を作る
事に興味があるなら、一番最初の
ナイフとしておすすめ物がある。
それが、スイスのビクトリノックス
のスーベニアだ。
スーベニアとはお土産の事。
このナイフは土産物や贈答品とし
ても手頃でいい感じ。
何より良いのは、ブレードが固定
されないスリップジョイントであ
る事。
これは戦闘には使えない。
使い方を誤ると自分も怪我をする。
しかし、最初に誕生した折り畳み
ナイフは、このスーベニアのよう
なスリップジョイントです。
原点。
最初の一本は、原点をおすすめし
ます。
いろんな世界が広がるかと思う。
これ一本で、ナイフがどんなに
便利かを肌身で理解できる。
人類最古の道具、それはナイフ
です。




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