渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

旋回の際の体重移動 ~二輪走行法~

2024年08月01日 | open



オートバイでの旋回では、
体の上体を立てて真横
にヤジ
ロベエのように倒
すのではな
く、軸重はマ
シンのセンター
に置いた
まま腰をひねって車
体の
「前」の「下」にねじり
込むように体重移動をさせる。
ステアリングは外圧をかけず
決してこじらない。

下半身で身体はホールドする。
インステップには加重させな
い。足が外れては不安定にな
るので荷重はしているが加重

はさせない。
尻を完全にシートから外すハ
ングフォームでも、
尻を半分
シートに残すセミ
ハングフォ
ームでも、イン
側の膝は硬直
させずいつで
も開度を自在に
取れるよう
に脱力させる。
外側の太腿と足部のステッ
でマシンホールドし、背
骨は
前傾させて腰部分にか
けて
「くの字」に自然に曲
がるよ
うにする。

上半身には一切力は入れない。
これ、ハングさせないウイズ
のフォームでも原理は同じだ。
大切な事は、上体を起こして
頭部が高い位置のまま真横
ヤジロベエのように車を
倒さ
ない事。

そのような事をすると、路面
からのトラクションや接地感
感知や挙動変化への機敏で正
確な対応は一切できなくなる。
地蔵搭載のような載り方では
二輪
車の適正旋回はできない。

ハングさせない場面でも原理
は同じ。


二輪車の旋回において極めて

安定かつ有効なハングフォー
ムは1970年代中期~後半に世
界チャンピオンのケニー・ロ
バーツが完成させたとされて
いる。
だが、重心をインにずらして
イン側の膝を開く乗り方は、
1960年代初期のWGPではすで
に多くの世界トップライダー
によって実行されていた。
リーンウイズのままだとバン
角が深くなりすぎるからだ。

ケニー・ロバーツ。二輪ロード
モデルの走りの基本。ケニーの
メソッドが二輪走行のバイブル
だ。
世界チャンピオンになった
時点
で、すでにそのテクニック
は歴
史上普遍性を持つ程に完成
され
ていた。




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