渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

タップの減り

2023年04月08日 | open


ビリヤードキューのタップと
いう物は、使うと減って来る。
上の画像のように、下から段々
上への状態になって来る。
それは、タップシェーパーで
表面を整えたりチョークを毎回
塗るからだ。
チョークは滑り止めの為に毎回
塗布するが、チョークには研磨
剤が入っている。
タップの革を微細に削りながら
擦り込まれるのがチョークだ。
なので、タップよりもチョーク
が物凄く減る。

タップには旬がある。天然素材
なので。
人により異なるが、大体一枚革
で毎日撞いたら3週間程度。
層ならば1ヶ月半程だろうか。
チョークもタップも完全に消耗
品だ。車のタイヤと同じ。ギター
の弦と同じ。
特にタップは唯一玉と接触する
部分でとても重要なので、良好
な時期を大切にする。
なので、頻繁にタップは交換
る。
それゆえ、プレーヤーはいちいち
業者に頼んで1個毎に工賃1500
円とかは払わない。自分で交換
する。
自分の道具を自分でメンテ交換
するのは当たり前だ。バイク乗
りが自分のバイクのスパークプ
ラグは自分で交換するように。
タイヤの空気圧も自分で調整す
るし、オイルの汚れも自分で
点検して、適宜オイル交換する。
ビリヤードのキューも、プレー
ヤーが自分の道具を手入れする
のは、スポーツマンとしてあた
りまえの事なのである。
弦楽器奏者で、調弦を人任せに
する者は一人もいないのと同じ
で。
電気配線工事やガス工事をする
のではない。タップ交換などは
元栓を閉める程度のものだ。
自分でやるメンテの一つ。
最初は下手でもいい。
しかし、長く撞くなら自分で交
換できないとならない。服は自
分で着るように。


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