渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

革ジャン(昭和、平成、令和)

2024年06月27日 | open


ガキでも着るぜ、革ジャンは。

1967年小1の頃から革ジャンを
着ていた。湘南時代も横浜
時代も。60'Sボンバー。
革ジャンそのものは元々は航空
兵のフライトジャケットだった
が、戦後日本でもライダー用の
防護服として一般化した。
1950年代、60年代初期の日活
の若手俳優たちも役の上でも
革ジャンを愛用していた。
小林旭や赤木圭一郎(いずれも
大学生)たちも役の上で革ジャン
を着ていた。
 
(『ギターを持った渡り鳥』1959)


(『抜き射ちの竜』1960)


小林さんも赤木さんもダブル
ライダースだ。


1950年代〜1960年代には国内
ではダブルライダースが若
者たちには主
流だったよう
だ。
私が高校時代の1970年代中期
に、かつてバイク乗りだった
父から貰った1950年代
革ジャンもダブルライ
ダース
だった。アメリカ製で
裾丈がやや短いタイプ。二輪
で前傾姿勢になると背中見え
そうになるやつ。
アメリカンモーターサイクル
は前傾マシンではなく踏ん反
り返りポジションなので短め
の造りだったのだろう。
一方でロンドンスタイルはセ
パハンが主流なので前傾して
も背中が出ない長めの造りだ
った。これは今でもそう。
アメジャンとロンジャンの特
徴の違いだろう。
ダブルライダースは60才を過
ぎた今でも着ている。
ただ、アメリカ製なのに裾丈
はやや長めで、前傾姿勢にも
適しているタイプを愛用して
いる。メーカーはアメリカ製
のAVIREX。

革ジャンについて、革そのも
のは防寒性は乏しい。
インナーで中に空気を確保し、
体温により空気を温めてそれ
を逃がさない事で防寒着とな
る。
耐擦過性において天然皮革よ
り優る人工素材は人類は未だ
発明できず、モーターサイク
ルロードレースでは本革のレ
ーシングウエアの着用が競技
規則で義務付けられている。
二輪乗りにとってレザーウエ
アはファッション
で着るの類
ではなく、防護服としての実
用性の効力のほうが高い。

革ジャンは今でも日米独など
の白バイ
警官たちは着用して
いる。

見てくれではない。防護服と
しての実用性から革
を着る。

日本

 
アメリカ


ドイツ


ドイツの二輪警察官。
下車時にはベレー。
悪くない。


今でも私は革ジャンを愛用して
いる。
特にMCの仲間内での共走りの
時は一年中通して絶対に革着用。
走行メンバーが二桁台だろうと
数人
の時だろうと、全員が必ず
黒革
ジャンに身を包む。隊服の
ようなものだ。






この記事についてブログを書く
« 【太平洋戦争】なぜ日本人は... | トップ | 広島マリーナホップの跡地利... »