渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

とんかつ

2024年06月19日 | open



かみさんと昼にとんかつ食った。
うまかった。
 


鳴き声

2024年06月19日 | open




オットセイ、アシカ、アザラシ、
トド。
いろいろ鳴き方があるが、この
子が一番面白い。

バルタン星人もいたりする。
作業用BGM オットセイの鳴き声

作業用って、おもろすぎて
作業になるか~い!

こういうこともあるんだね。

アシカが突然ボートに乗り
込んできた!


師弟対決 1988年全日本ロードレース第3戦筑波

2024年06月19日 | open

1988 国際A級500cc 全日本
ロードレースRd.3
”藤原儀彦が初めて平忠彦に
勝利した 筑波サーキット"


師弟対決。
過去に全日本3連覇を達成した
ヤマハワークスの世界GPライ
ダー平忠彦#18。
対する若きヤマハのエース全
日本チャンピオン藤原儀彦。
印象的だったのが、筑波1ヘア
手前S字2個目で、平忠彦が開発
した逆ハングフォームを1988年
の平自身はもうやめており、
その平の弟子筋にあたる藤原が
逆ハングの平乗りをやっている
点。このフォームは平選手の発
明ではなくジンプライスの斉藤
仁選手が嚆矢。

1987年、GP250クラスではホン
ダの清水雅弘がヤマハの本間利
彦との激戦を制して全日本チャ
ンピオンになったが、清水選手
が平乗りを完璧にこなしていた。
実際に筑波の現場で目の前で観
ていると、1983年時点では平選
手は逆ハングフォームは使って
いなかった。
平選手は1984年から逆ハングを
使い始めたが、1988
年時点では
1ヘア手前右コーナー
ではオーソ
ドックスな右膝出し
の右旋回フ
ォームに戻している。

「平乗り」と呼ばれたが、本
はジンプライス斉藤仁選手
の「仁乗り」が正しいだろう。
藤原選手の成長は著しく、まさ
に日本を代表する選手になって
行く。
平と藤原のこの時の筑波のタイム
は57秒台。異様な速さだ。
だが、5年前の1983年に、もし
フレディ・スペンサーが筑波を
走ったら58秒を切るだろうと
云われていた。
それ程、フレディ・スペンサー
の1980年代初期~中期の速さ
は異常な速さだった。1985年
には250と500のダブルタイトル
を獲得している。
1983年、1985年時時のフレディ
が1988年に筑波を走ったら、た
ぶん57秒台前半だろう。もしか
すると56秒台が出るかもしれな
い。
実際には1988年にはフレディは
腕の病気によりレースを事実上
引退していた。

1987年全日本GP250の清水選手。

発明者の斉藤仁選手、完成者
の平忠彦選手よりも完璧な美
しい逆ハングフォームで筑波
第1ヘアピンに突っ込むホンダ
の清水選手。レーシングウエア
はプロショップ高井。ヤマハ系
のプロショップだが、ホンダの
選手も多く愛用していた。
清水選手のヘルメットは、ヤマ
ハの平忠彦選手のヘルメットデ
ザインをモチーフにモデファイ
されたものだ。

1984年、世界GP500でこの年
の世界チャンピオンになるエ
ディ・ローソンの前を走る平
選手。マシンはYZR700-0W69。
チーム・アゴスティーニから

WGP500にスポット参戦。
ウエアはプロショップ高井。


1980年代の平忠彦モデル


平デザイン別色バージョン
(本人はレースでは被って
いない)


世界GP時代の清水選手。ヘル
メットは横のラインデザイン
を88バージョンから変更。直
線的にして平モデルとは差異
をつけるデザインになった。




レーシングライダーは、ヘル
メットカラーは自分の独自オ
リジナルデザインを各人が持
っている。
これはたとえノービスであろう
ともだ。
それがレーシングライダーの
特徴。
自分は独立した一個のライダー
であり、他人のレプリカヘル
メットなどは被らない。
走っているのは他人ではない
自分なのであり、その体現者
として、レーシングライダー
は己自身の意匠のヘルメット
を被る。
レース経験者はほぼ全員そう。
レーシングライダーのヘルメッ
トのデザインは、個人のアイデ
ンティティを示すシンボルマー
クのようなもの。
インスパイアモデファイはあっ
ても人とは重ならない。
自分のデザインは世界で唯一
自分だけのものであり、それ
を被る境地は独立した自己の
確立を体現するものだからだ。
関取も自分のまわしは自分だけ
の物であり、「他人の褌で相撲
は取らない」事が自己の矜持
なのである。ライダーも同じ。
他人褌は恥なので、レプリカ
ヘルメットなどは決して被ら
ない。レプリカを被るのはレ
ースをやらない一般ライダー
だけだ。
それはそうだ。
レーシングライダーでヤマハ
の選手なのにホンダのカラー
リングの車には乗らないで
しょう?
ヘルメットも同じ。自分は自分
のヘルメットを被る。他人の
カラーのヘルメットは被らな
い。それは自分のではなく他
人のカラーだから。
だが、それこそが良い。
先進自由主義国で発達したの
がモータースポーツだから。
全員が赤いヘルメットで同じ
ウエアでないと駄目、とかい
うルールだったら、見ている
方もやるほうもつまらないで
しょうよ。
スポーツは人間個人がやるも
のなのだから。軍隊ではない
のだから。
持てる力を最大限に互いに
出しあって競うのがスポーツ
なのだから。

腕と腕の真っ向勝負で向かい
合って優劣を競う事は、それ
は差別でもなんでもない。
そこを勘違いして、お手手
つないで全員で並んでゴール
などという偏向教育を生徒に
強要している一部勢力が小学
校で推進する「徒競走」など
は競技でも人間の努力の成果
を確かめる事でも何でもない。
ナンセンスだ。人を駄目にす
る。

全員が努力する。
そしてぶつけあう。
だが、その結果、勝った物も
敗者も競技が終わればただの
人であり同列の仲間だ。
そして、勝者も敗者も健闘を
讃え合う。それがスポーツだ。
そうした大切な中身を子ども
たちに教える事を放棄して、
なにが教育か、と私は思う。
全員同列で強引に作為的な
強制でゴールさせる事が民主
主義や差別なき概念だと思う
としたら大間違いだ。
人として大切な事を踏みにじ
っている。
そのやりかたは、一部の者を
強引に上に立てて他者を踏み
つける行為と本質的に同列だ。
現代小学校における手つなぎ
同列ゴールを徒競走とする
馬鹿げた生徒への強制は即刻
廃止すべきだ。
勝った者も負けた者も、競技
後には手を取り合い抱き合う。
ボクシングのように。
それが本当のスポーツであり、
その大切さを教える事が人間
的涵養を育てる人間教育だ。
まやかしのニセモノの民主主
義や人権主義や反差別などは
もういらない。