渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

なぜ四剣?

2022年07月05日 | open




なぜ四剣?
理由は無い。
私が四剣キューを好きなのは、
単なる視覚上の好みでしかない。

それ以外には無い。

四剣だからとキューの性能が
上がる訳ではない。
それでも四剣を選ぶのは、四剣
作が好き
であるというだけの事。
日本刀の刃文のようなものだ。
日本刀の焼き刃の頭は、私は
小乱れが詰んで直刃調に見える
作で、地鉄は山城伝が好きだ。
日本刀の好きな作域も、完全に
好みでしかない。
別段、直刃系が日本刀として
能力が高いとか低いとかは
無いのだし。

ビリヤードのキューも、ハギで
あったり、剣数の違い等は多少
打感に影響はあっても、
キュー
は全体の木材の種類や
構成構造
によって性格が絞り
込まれて
くるので、デザインがダイレク
トに性能を決める要因にはなら
ない。四剣だから良い
とか逆に
悪いとかは一切無い。

フルスプライスの四剣が耐久性
で優位性を持ったのは今から
50年
60年前の時代までのことで、
インレイハギ工法やセンターコア
方式が登場して以降の今
の時代
は、性能面から四剣を選択
する
というのは的外れだ。


ただ、私の場合、一番新しい
製品でもすでに四半世紀以上前
四剣というパターンにはなっ
いる。たまたま。
新しい四剣には興味が無い。
古い時代の四剣でなくば興味が
湧かない。
新しい時代ならば、むしろプレ
ーンで極上性能を出している作
には非常に興味がそそられるが、
核心部分を言うならば、その
個体の撞球性能がどうであるか
が一番大事で、デザインなどは
二の次だ。
カラーリングが綺麗でも走らない
レーシングマシンなど要らない
のに近い。

キューデザイン選択はあくまで
個人の好みの問題。
骨部分が多いと、たとえインレイ
物でも棒が
「硬く」なるのは物
の道理だが、
硬くなり過ぎると
いろいろな面
で対策がなされて
いないと使え
ない物になるし、
逆にしなやか
さを求めるあまり
ベナンベナン
なキューでは尚更
使えない。

結論的には、まず使用感と実際
の玉の動きありき、
であり、そ
れで良い感じの個体
で各人が好
きなデザインだったら最高
だ。
だが、キューの場合、撞いてから
購入というのは殆どの
ケースで
存在しないので、その
図式実現
が難しかったりする。

買ってみてハズレとかいうのも
かなりありそうだし。
むつかしいですね。道具選びは。

 


この記事についてブログを書く
« 「カラーズ・コーヒーハウス... | トップ | バドワイザー »