渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ペーパーマッチ(ブックマッチ)

2022年01月08日 | open
このペーパーマッチという物なん
ですけどね。
マッチの軸まで紙製のマッチ。
ブックマッチともいう薄いマッチ
で、最近ではあまり見かけなくな
った。
少し前までは、喫茶店や飲食店等
の広告マッチでも多用されていま
した。
 
そのブックマッチなんですが、私
も横着決め込んでやってしまうの
ですが、軸をもぎ取らずに本体に
付けたままでスライドさせて点火
したりする。
でも、そのやり方は考えたら危な
いと思うのですよ。
やはり、1本ずつもぎって、そして
しおりのように本みたいな本体に
挟んで引っ張って点火するのが
正解かと。
 
でも、マッチ屋さんによると、
挟み込んで引っ張る点火方法も
本体に引火の危険ありとの事で、
正規ではないらしいのだけど。
まあ、一般的には軸をもぎ取って
本体を閉じて挟んで勢いよく軸
を引っ張って点火してるかと。


映画『初恋』(2006)の中で、
新宿のJAZZ喫茶に集まる若者
役で宮﨑あおいの実兄の宮﨑
将がブックマッチの軸を千切ら
ずにそのまま片手で着火する
のを実演で演技している。

1960年代70年代の若者たちが
やったごく当たり前のテクだ。
片手での箱マッチの軸取り出し

から着火、ブックマッチの片手
着火もごく当たり前に当時の
若者はこなしていた。
現代のように、若者やいい大人が
マッチのすりかたを知りません、
できませんというのは、それは
ドライバーでネジを回せません
というのに等しかった。
現在はさらにそれが進行し、100円

ライターでさえ若者は怖くて着火
できない者が多い。


 

この記事についてブログを書く
« 映画『愛と青春の旅立ち』(1982) | トップ | マッチの歴史 »