渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

上杉治憲(鷹山)米沢入城、改革に反対する重役の抵抗に遭う

2024年07月25日 | open

上杉治憲(鷹山)米沢入城、
改革に反対する重役の抵
抗に遭う


上杉鷹山は人物だった。
この映像作品は良いドラマだ
が、江戸期元和以降、城勤め
の武士が髭を生やす事は絶対
に無い。というか存在しない。
こういうのは時代劇の嘘なの
であるが、やってはいけない
映像表現だ。
『水戸黄門』のうっかり八兵

衛の「ご隠居、あいつらグル
ですぜ」よりはましか、とい
うとそうでもない。どっこい
だ。(グルとはグループの
略。昭和新語)


こうした映像表現で、最近多
い大嘘に大刀の下げ緒を前垂
らし右結束にしている武士を
登場させる時代考証まる無視
の映像作品が多く見られる。
その方式は、昭和初期時代に
一刀
差しの居合の為に大日本
武徳会の中
山博道が新規発明
した方法で
あり、江戸時代に
は武士の作法には一切存在

ない。

銃声がバキューンという程に
虚像であるので、そうした事
を時代物映像表現で為しては
ならない。
西部劇のガンマンが光線銃を
持っているようなものだから
だ。

なお、「忍者」という単語は

昭和期に文筆家が考案した新
語だ。江戸期には存在しない。
韓国人が「忍者は韓国が起源」
などと言うのは端から噴飯物
だ。
しかも「剣道」という単語も
日本人が明治末期から大正期
にかけて考案して普及させた
ものだ。
「剣道=コムド」として、剣道
が韓国の起源である、などと
言うのも大捏造も甚だしい。
もうすこしましな嘘をつけば
よいのに、出鱈目にも程があ
る。
天皇まで韓国人であるとする
のには驚いたが、最近では
イエス・キリストも韓国人
だったとするらしい。

嘘はよくない。
日本人にあっても。
とりわけ映像表現での嘘は
それがあたかも時代考証が
きちんとなされた事実であ
るかのような印象を与えて
しまう。
江戸期の女子は全員既婚者
はお歯黒だったが、そこま
では表現せずとも、「一線」
というものがある。
そもそも、時代劇で話す言葉
は現代語であるし。
ただし、存在しなかった事象
を出すのはおかしいのだ。
江戸期の元和以降の侍の髭
とか。
そういうのは駄目だ。
映像表現者として拙なり。



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