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千葉開設63周年記念競輪(GIII)の優勝は三宅達也選手!

こんばんは。本日も昨日に引き続き、「開設63周年記念 滝澤正光杯」が開催されている千葉競輪場より決勝戦レポートをお送りします。南関5車結束と圧倒的有利なメンバー構成でしたが、それを粉砕したのは三宅達也選手でした。狙い済ましたイン粘りからの優勝劇。これが通算2個目の記念優勝というのは意外にも少なく感じますが、このまま好調をキープしていけばグレード戦線での活躍も期待できそうですね。


☆地元勢の悲願を阻止して09年以来となる記念優勝を飾った三宅達也は終始笑顔。

「ゴールした瞬間は小川さんに差されたと思ってガッカリしてたんですけど、戻ってきたら仲間たちが『優勝ですよ』って言ってくれて本当に嬉しかったですね。今まで記念決勝では2着が多くて、やっと2つ目の記念優勝なんですけど、これは気持ちの部分でもかなり大きいですね。レースでは、南関が5車結束で、番手が海老根(恵太)でしょ。そうなると、僕が引いて捲ったんでは、絶対に届かないと思って、最初からあれ(番手勝負)しか考えてなかったですね。地元相手のイン粘りだったんですけど、心を鬼にしていきました。今、踏んでいる4・17のギアはまだ完璧がどうかは分からないですけど、とりあえず、感触的には悪くないですね。これからはG㈵の決勝を目指していきたいですね。柏野(智典)に先を越されちゃってるけど(笑)、早く追いつける様にね。そういう意味でも、今度の競輪祭は頑張りたいですね。その前にF㈵を2本走る予定でいるので、そこでいい弾みを付けられれば。ただ、僕はいい成績を残すと、その後の開催でポカをすることがあるので、あんまり期待しすぎないで下さい(笑)」

●三宅マークの小川圭二は1/8輪差で優勝を逃すも見事な中四国ワンツー。
「ゴール前はけっこう迫れたんだけど、自分の中ではちょっと届いてないかなっていう感じはしてましたよ。まあ、今日のレースに関しては、三宅君が上手いレースをして、なおかつ強かったということですね」

●5車揃った南関勢の中で最もいい成績だったのは3番手の石毛克幸で4着だった。
「あの展開になってしまってはね…。僕らとしては後ろから攻めて、一気に行けるところまで行ければっていう感じだったんですけどね。ただ、(三宅が)粘る気満々だったから(苦笑)。まあ、しょうがないですね」

●単騎の稲村成浩は自力捲りに転じるも8着に沈み、悔しげな表情を浮かべる。
「僕は単騎だし、その中で南関勢がどういうレースをするか分からなくて、まして僕は三宅君のラインでもないから、流れの中でどうにかするしかないうかなとは思っていたんだけど。結果的に8着になってしまったのは、僕が弱かったということですよ」

■決勝戦レース展開

誘導以下、三宅達也─小川圭二─十文字貴信、小埜正義─海老根恵太─石毛克幸─大木雅也─勝瀬卓也、稲村成浩の並びで周回を重ねる。赤板過ぎから小埜が徐々にスピードを上げはじめ、打鐘で先行態勢に入るが、前受けの三宅が海老根のところでイン粘りを敢行。ここで小埜が少しペースを緩めたことで、番手戦は長期化。結局、インの三宅が競り勝ったのは最終バック過ぎで、三宅は2センター過ぎから一気の追い込み。ゴール前はマーク・小川との接戦となるが、何とか振り切った三宅が優勝。2着に小川、3着にライン3番手の十文字貴信で上位独占が決まる。
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千葉開設63周年記念競輪3日目レポート&決勝はこの選手から狙え!


 こんばんは。RINマガ編集部員の荒木です。今日は「開設63周年記念 滝澤正光杯」が開催されている千葉競輪場からレポートをお届けします。大挙8名が準決勝に進出した千葉勢から決勝進出を果たしたのは一体、何名なのか、そして注目の並びは? 見どころ満載となっている明日の決勝戦へ向け、是非、車券戦術の参考にしていただければと思います。




9レース

●中団捲りの三宅に乗った小川圭二が1着。
「今日は前で頑張ってくれた三宅君のおかげですね。でも、その中で1着も取れているし、調子はいいと思いますよ。記念では1月の向日町以来の決勝になるんですけど、やっぱり嬉しいもんですね」


●巧みな位置取りで4番手をキープした三宅達也が2着。

「メンバー的に見ても1番後ろになりそうだったんで、隙があれば内へいこうと思ってました。まあ、相手が地元だけど、記念の準決勝で勝負のレースだから、そんなことも言ってられないですから。本当は(鈴木)誠さんのところまでいきたかったんですけど、武井(大介)君がすごい内を締めてたからね。それでも、まあいい位置が取れたんで、チャンスだと思って仕掛けました。ワンツーが決まって良かったですよ。バンクとの相性もいいし、調子は悪くないと思います」


●中四国ラインを追走した稲村成浩がしぶとく3着に残る。
「今日のメンバー的に、先手ラインについていくと、誰かが捲ってきた時にかぶってしまいそうな気がしたから、三宅君のラインについていこうっていうのはある程度決めてましたね。その中で、ギアがいい感じに流れていたし、500だから届いた部分もあったけど、決勝に乗れたのは良かったですね」



10レース

●積極策に出た岩本俊介マークの小埜正義が番手捲りで快勝。

「岩本が後ろ攻めでいきたいっていうことを言っていたので、ある程度積極的なレースをしてくれるんだろうなとは思ってましたけど、途中から岩本もかなり苦しそうになってきていたし、自分もそういうレースをしてきて、先行する側の気持ちは分かっているんで、岩本の気持ちをムダにしない為にも前に踏ませてもらいました。記念初優出を地元で決められたのは本当に嬉しいですけど、まだあと1日、決勝が残っているので、気持ちを緩めずに、しっかり引き締め直していきたいと思います」


●地元ライン3番手を固めていた石毛克幸が2着に続く。
「勝負どころで誰かが内から潜り込んできそうだなっていうのが分かったんで、それをキメようとしていたら、ちょうどそのタイミングで小埜が仕掛けていったんで、あれはちょっと焦りましたね(苦笑)。でも、そこを何とか凌げたし、結果的にワンツーを決められたのは良かった」


●南関別線となった村上直久の捲りに乗って直線追い込んだ勝瀬卓也が3着。
「昨日はバックを踏み過ぎてしまったりと反省点の残るレースをしてしまったんですけど、今日は余裕がありましたね。ある程度、レースも見えていたと思いますし。それも、村上が頑張ってくれたから。何とか弟子に決勝まで連れていってもらったっていう感じですかね(笑)」



11レース

●逃げた根田空史マークの海老根恵太が10レース同様、番手捲りで白星を挙げる。

「相手が村上(義弘)さんだったから、絶対に仕掛けてくるはずだし、それがいつ来るのかなってずっとビクビクしていたんですけど、今日は根田が強かったですね。頼もしい後輩のおかげで1着を取らせてもらったというか。記念の決勝は本当に久しぶりですし、なんと言っても地元記念なので、優勝することが1番なんですけど、最低でも地元勢から優勝者が出る様に頑張りたいと思います」


●こちらも南関ライン3番手を固めた大木雅也が2着で南関ワンツー。
「昨日もそうでしたけど、今日もラインのおかげで決勝まで辿りつくことが出来ました。ここまで地元勢に世話になってきたので、明日(決勝)は回れる位置をしっかり回るだけですね」


●捲った矢野昌彦マークの十文字貴信が3着に突っ込み決勝進出を決める。
「今日はギアを4・15に上げてみたんですけど、少し重く感じたので、明日の決勝はいつも通りの4・08に戻そうかなと。その方がもうちょっと俊敏に動けそうな気がするので。もちろん、明日の朝練習の感じ次第ではあるんですけど、今のところは4・08の方向ですね。それにしても、決勝に長塚(智広)がいないのは寂しいなぁ…(苦笑)」




■決勝戦私的予想

 いつも通り、並びからいってみましょうか。
(8)小埜正義─(1)海老根恵太─(3)石毛克幸─(4)大木雅也─(6)勝瀬卓也
(2)三宅達也─(9)小川圭二─(7)十文字貴信
(5)稲村成浩

 そうです、南関が5車結束するんです。こうなると、圧倒的に番手の(1)海老根が有利なんですけど、本人的にも調子はイマイチの様で…。そうなると、500バンクですし、3番手で脚を溜められる(3)石毛の突っ込みも面白いかと。それと、忘れてはならないのが(2)三宅。展開次第では地元分断も十分にあり得る状況で、それが成功すれば(9)小川とのワンツーも要一考。逆に三宅が捲りの展開なら、海老根、石毛、三宅のBOXで攻めてみたい。
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開設63周年記念 岸和田キング争覇戦 明日決勝!勝つのは誰だ?

 こんばんは。RINマガ編集部員の荒木です。この自己紹介もすっかりお馴染みになったかなと思いますが、皆さんのご想像通り、今回は「開設63周年記念 岸和田キング争覇戦」が開催されている岸和田競輪場に来ています。今日は準決勝3レースをメインに激闘が繰り広げられた訳ですが、明日の決勝戦は更に熱い戦いが繰り広げられることになりそうです。その理由はスクロールして、明日の並びを見てもらえれば分かると思います。果たして、岸和田キングの栄冠を掴むのは一体誰なのでしょうか!?


9レース
●屋良朝春の捲りに乗って大外突き抜けた大塚健一郎。

「タイムは出てる(上がり10秒9)けど、セッティングはまだまだだし、道中の感じもまだ良くないんですよね。だけど、その分、今回は気持ちで走ってますから。それに、岸和田は僕にとって相性のいい競輪場の1つでもあるので、その辺りに助けられているかなという感じですね」

●先行勝負に出た渡邉マークの伏見俊昭が手堅く2着をキープ。
「岩本(俊介)の捲りを止めたときには一成とワンツー決めたかなと思ったんですけどね。その後の大塚は見えなかった。あれはちょっと対処できないですね。まあ、しょうがない。連日、前が頑張ってくれているおかげっていうのもあるけど、自分自身の感じは悪くないし、流れはいいかな。疲れも大丈夫ですよ」

●その渡邉一成もきっちり3着に残り、富山に続いての記念連覇を狙う。
「今日は全体的に向かい風でキツかったですね。ホームまでは相手の動きもみえていたし、そこからはマイペースで駆けられたと思います。ちょっと練習不足な部分があるので、日ごとに体はキツくはなってるんですけど、その分、集中出来ているかなと。なので、明日もしっかり集中して、自分のタイミングで仕掛けられる様にしたいですね」

10レース
●主導権奪った岡田征陽が末脚よく逃げ切っての快勝。

「展開に恵まれましたね。(先行は)あれくらいの距離なら何とかもつうかなと思って、流れの中で決めました。ホームが向かい風だったので、ちょっとキツかったですけど、決勝に乗れて良かったです。決勝では狙うのはもちろん優勝ですけど、少しでもいい着を取って、(グランプリ出場へ向けて)賞金を上積みしたいですね」

●岡田マークの宗景祐樹が2着に続いての関東ワンツーが決まる。
「とにかく前が強かったですね(苦笑)。岡田はまさか先行するとは思わなかったんですけど、仕掛けるタイミングを逃さない辺りはさすがですね。こうして記念の決勝に乗れた訳ですし、明日もしっかり走って、3着以内で競輪祭の権利を手に入れたいですね」

●地元の南修二は直線で鋭い差し脚を見せて意地の決勝進出。
「最後は内へ行くか、外へ行くか、それだけでしたね。藤田(大輔)君がフラフラしていたので、それで内へ行くとそれなりのリスクがあるので、外へ行った方がいいだろうと。感触的には何とか3着には届くかなというのはあったんですけど、自転車のノビはこの3日間で1番良かったですね。とりあえず、地元記念で優出という最低限のノルマは達成できたので、また明日頑張ります」

11レース
●先行・稲垣裕之マークの村上義弘が番手捲りで白星を挙げる。
「顔見せの時点からファンの方の声援が凄くて、『勝ちたい』というよりも、『負けられない』という気持ちの方が強かったですね。レースでは稲垣が頑張ってくれたし、その中で、藤田(竜矢)君は稲垣自身が合わせたので、あとは佐々木(則幸)さんだけだなと。それは僕は合わせないといけないと思ったし、1コーナーで止まったかなと思ったんだけど、佐々木さんも2回、3回と踏んできたし、それがちょうど直線だったので、そのまま前に踏ませてもらいました。状態的には…、何とも言えない様な感じではあるんですけど、(優勝の)チャンスがある以上は、期待に応えられる様に頑張ります」

●その村上追走と近畿3番手を固めた前田拓也が2着に続いての地元記念優出を達成。

「今日は自分でも知らない間に緊張していたのか、それとも初日の落車の影響なのか、どっちかよく分からないんだけど、ところどころで前との車間が空いちゃいましたね。そこは反省しないといけないかなと。それでも、何とかかんとか決勝に乗れてひとまずホッとしました」

●佐々木則幸の捲りの乗った梶應弘樹が3着に突っ込み、最後の決勝切符を手にする。
「本当はマエタクのところに行きたかったんだけど、コースを潰されちゃいましたね。あの辺りはさすがだなと。決勝には行けたんだけど、感触的にはそこまで良くはないかな。まあ、贅沢なことは言えないんだけど(笑)。ただ、良くはないけど、悪くもないですよ。本当に悪かったら、ノリから離れちゃっていただろうしね。前にしっかり付いていけたのは良かったです」

■決勝戦私的予想
いつも通り、まずは並びから紹介しましょう。
(2)渡邉一成─(7)伏見俊昭
    ジカ競り(9)大塚健一郎
(5)村上義弘─(1)南修二─(8)前田拓也
(3)岡田征陽─(4)宗景祐樹─(6)梶應弘樹

 一応、3分線の形になりましたが、なんと言っても競りがありますからね。そんな中でも、主導権は地元勢をつれた(5)村上が取ると見て、(1)南にチャンス到来。ただ、(2)渡邉のカマシも強烈なだけに、南=渡邉の折り返しを本線に、村上の逃げ残りや(3)岡田の捲り一発を絡めてみたい。
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