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西武園競輪開設64周年記念(GIII)「ゴールドウイング賞」最終日レポート 優勝は山崎芳仁

山崎芳仁が単騎戦で優勝劇! 本日8日(火)、西武園競輪場において開催された開設64周年記念(GIII)「ゴールドウイング賞」の最終日・決勝戦。地元ラインと深谷知広に人気が二分された中、単騎となった山崎芳仁は先手の3番手追走から捲りを打つと、詰め寄る地元勢を振り切ってのゴール。今年は地元のいわき平記念に次ぐ2度目の記念優勝となりました。次場所は26日からの共同通信社杯。選手会問題で長期自粛欠場に入る前の最後の開催となりますが、333バンクの中でも相性が良いという伊東での活躍にも期待したいところです。なお決勝の出目は「39」、桜の季節に咲いたのは山ちゃんスマイルでした。


サイクルシアターでの決勝戦特別選手紹介


埼玉県のコバトンとともにガッツポーズ

☆ダッグアウトより
■単騎戦で捲り一発!山崎芳仁が混戦を制する!
「前々にいないと勝負にならないと思ったので、うまく三谷君が駆けてくれたので助かりました。出たら流さないなと思っていましたし、うまく3番手が取れたと思います。誰かが来たら踏める準備だけはしていて、車間を切って何とか間に合いましたね。ちょっと池田に踏み遅れましたが、張りながらいって、もう一回踏み返したら半車以上出たので、これは大丈夫かなと。いつもより踏んでいないと前に出られない感じでしたが、うまく捲りきれましたので調子自体は悪くなかったと思います。3番手を取れた、今日はそれが全てでした。(優勝は)嬉しいですね。地元記念はプレッシャーで緊張もありましたが、今回はリラックスして走れたので良かったです。共同通信社杯でもうまく勝ち上がれば、またチャンスがあると思います。これからも結果を出せるように、一戦一戦1着を目指して走っていきたいと思いますので応援よろしくお願いします」

●地元のエース・平原康多は懸命に前を追うも2着まで。
「池田に任せていますし、勝つ競走をしてくれればと思っていました。その上で、自分が勝てなかっただけ。もう少し直線が欲しかったかなと思いますが、全然ダメでしたね。自分のペースではないし、難しいところでした。内か外か自分か迷ったんですけど、池田と力を出し切った上での負けでしたからね。しっかり期待に応えらえるように、また次回まで頑張りたいと思います」

●中団から仕掛けた池田勇人は3着。
「初手は中団で三谷を動かしてからと思っていました。三谷がどういう動きをするかで、駆けるかどうか。変に踏み合っても、深谷のものになってしまうし、落ち着いていこうと。打鐘で深谷と並走になりそうで、そこだけは気にしましたけど、ホームで行ってもという感じでしたね。早めに仕掛ければラインが活きるかなと思っていたけど、山崎さんがいってしまって。でも、あそこでいかないとせっかく自分が前でやっている意味がないですから。いくだけいってと思って仕掛けて、最後は脚の差でした。(今開催は)それなりに戦えたと思います。また頑張ります」

●厳しい流れとなった深谷知広は、10秒9とメンバー中で最速の上がりで追うも4着。
「(三谷が来たときに)どうしようと思って。ダメでしたね。脚がなかったです。練習不足ですね。また次、頑張ります」

●深谷マークの吉田敏洋は5着も、モチベーションはさらに高まる。
「(前受けで、突っ張るか引くか)あの辺は、僕も迷うところではありますよ。2車というのもありますしね。結果的には突っ張っても面白かったとは思いますが、(深谷は)もう僕がどうこう言うような選手ではないですから。とにかく深谷がまず勝つレースをして、とは思いましたが、もしかしたら、それで逆に迷ったのかもしれませんね。自分としては、調子が良くない中でも決勝に乗れたのは奇跡だと思うし、深谷がいて、ここまで来れば何とかなるというが分かったのは、次のモチベーションになると思います。一つの指標ができたので、またしっかりと調子を上げて、夏場に向けて頑張りたいと思います」

●先手を奪った三谷竜生‐西川親幸ライン。三谷(8着)は「先行しようと思っていました。もう少し(深谷が)すんなり引いてくれた方がやりやすかったです。そんなに突っ張りはないと思っていましたけど、内で踏んできたので。僕のペースで踏んで池田さんが来たら必死に合わせて、出切られたら仕方ないし、出切れなかったらそれが一番面白い展開だったんですけどね。まだまだ脚が一枚、足りていないです」。マークの西川(6着)は「山崎がすんなり3番手でしたからね。自分の力不足で、何もできずに。あまり早く仕掛けても叩かれてズルズルいってしまうから、(三谷の)仕掛け自体は絶妙だったと思います。突っ張り気味で深谷が踏んだところが本人もきつかったみたいで、出だしで脚に来るときついですから」

■決勝レースリプレイ
誘導以下、深谷知広‐吉田敏洋、池田勇人-平原康多‐岡光良-神山拓弥、山崎芳仁、三谷竜生‐西川親幸で周回を重ねる。赤板前、まず三谷が上昇をはじめると、3番手に山崎が続く。三谷は池田の動きを気にしながら、打鐘で踏んで深谷を叩き先行態勢に入る。4番手には池田が入り、前受けの深谷は引いて最終ホーム8番手に置かれる。三谷の先行で、4番手の池田が最終1センター付近から捲りを打つと、3番手の山崎も即座に反応して、合わせて捲りを打つ。山崎は池田に譲らず、三谷を捕えて先頭に立つと、後続は池田、平原が続き、深谷も懸命に捲り追い込む。4車のゴール前勝負は、山崎が押し切り優勝。2着に平原、3着に池田、大外強襲の深谷は4着となった。

周回中


赤板


打鐘


最終ホーム


最終バック


ゴール


表彰
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