初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

スピード・グラフィック

2010年10月14日 22時10分50秒 | Weblog


世の中が進むにつれて、

ガラス乾板の感光材料は消えていきます.

写真界はフィルム一色になります。

                … … …

街の営業写真館や卒業写真撮影の写真師は

ガラス乾板から,シートフィルムへと

感光材料を変えていくと思いましたが

ロールフィルムを使用するようになってしまいました.

修正ニスで乾板に修整を施せましたが

シートフィルムでは修整ニスが使えません

修整のできない機動性に欠くシートフィルムより

便利なロールフィルムを使用することにしたのでしょう




日本の新聞写真でシートフィルムが

長い間使われていました.

新聞写真のプレスカメラとして

アメリカ・グラフレックス社製の

スピグラ(スピード・グラフィック)があります。





このカメラは4×5(シノゴ)判で12枚撮りの

フィルムホルダーになっています。

1枚写真を撮るたびに、シートフィルムにつながった

リーダーの黒紙を引き出してフィルムホルダーに未感光の

シートフィルムに変えなくてはなりません.

                … … …

35ミリカメラのように連続の連写はできません.

どうしてこのような1枚のシートフィルムで撮る

カメラがプレスカメラとして使われたのでしょう

                … … …,

1枚ずつのシートフィルムだと

1枚ずつ撮影条件によって

現像時間を変えて,調子を整えたり

増感や減感現像ができるからなのでしょう

                … … …

35ミリやブロニーフィルムだと

36枚や12枚の映像がれんぞくしています

ロールフィルムを増感・減感現像する場合

中心となる1枚の写真以外は

捨てなくてはなりません










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