![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/d1/0292e6b428c9ae83cd1bd84c7088da82.jpg)
奥の部屋の電蓄で
シャンソン「巴里の屋根の下」が
流れていました
… … …
両親は音楽が好きで
この「巴里の屋根の下」は
映画の主題歌でした
このフランス映画は
ルネ・クレール監督の
最初のトーキー映画でした
制作が1930年で
公開が1931年ですから
私が生まれる前に両親は
すでに見ていたのでしょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/cd/1b2ae97a079c4da7376682922d6ba8f1.jpg)
カツドウ屋だった父親が
母親に「予算があったら日本でも作れる…」と
話していたのが、
子供心に妙に気になっていました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/43/0719bbd6c28afa1c11980474d1f19d2c.jpg)
テレビの懐かしの名画劇場?で
「巴里の屋根の下」を放映していました
タイトルが済んでファースト・カットで
シルエットの屋根の煙突をパンして
街並みの俯瞰フルショットになります
カメラはそのまま、街の中に降りてくる
凄いショットで始まります
街並みは多分、オープン・セットで
セットの上から斜めにレールを敷いて
キャメラを乗せたトロッコで移動ショットを
撮影したのではないでしょうか。
まったくの想像ですが…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/f1/1255e676e23e91d50e983a267ac36dbb.jpg)
父親が「予算があれば…」の言葉は
このショットを指していたのかも知れません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/04/098ff0555d7326dfc57f4de5a8fb4333.jpg)
お育ちになった家庭、御両親の在り様。
手に取るように分かります。
ペールギュント ご婦人には人気がない(積極的に嫌いのようです)
わが連れ合いも 同じです。
何がそうさせるのか。
音楽学者に聞いてみたいですね。
資料写真の 整理の良さも特筆すべき。
電蓄の写真。
手回し 蓄音機の写真。
コメントともに 資料写真類を
DVDに落とされたら如何?
ご子息は言うまでもなく お孫さんにも伝わる「家宝」になるでしょう。