荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

トランカーの巻、ふたたび。

2013年04月26日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを
米国映画【マイレージ、マイライフ】を観ました。

『バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わない』をモットーにしているおじさんが主人公。

職業はリストラ宣告人。様々な企業から委託を受け、様々な人間に馘首を申し渡す因果な稼業。

垣根涼介の【君たちに明日はないシリーズ】みたいなもんですな。

委託先は多岐に渡り、おじさんは全米をウロウロする毎日であります。

結果、自宅アパートメントに居住するのは年間40日程度、すなわち320日以上は出張という生活。

当然、おじさんは旅慣れており、所持品は機内持込サイズのキャリーケースひとつだけ。モットーとは違い、バックパックではないんですな。

マイレージもがんがん貯まっておりまして、1000万マイルが目標値。

1000万マイルが貯まりますと、飛行機に自分の名前を掲げてくれ、航空界のカリスマ機長・フィンチさんと面会する権利がもれなく付いて来ます。

前述の様な身軽な価値観ですので、恋愛すらも重荷に感じるプレイボーイでもあるおじさんなんですが、結局なんやかやあって『人生には荷物があってもいいじゃないか』と従来の考え方が少し変化して物語は幕を閉じます。

はっきり申し上げまして、物語としては決して面白味のある作品ではありませんでした。

観客ターゲットも、おじさん役のジョージ・クルーニーファンのおばさんくらいなもんでしょう。

ただし、おじさんの【旅慣れた感】や【スマート感】を満喫する事は出来ます。

『トランクひとつで生活する』という2chのトランクスレを眺めていますと、この【マイレージ、マイライフ】ネタがたまに見受けられます。

そういう見方としては、かなりお手本になる作品でありました。

あぁ、あらためてトランクひとつでどこかに行きたい。

いよいよGWですね・・・。





ルイ・ヴィトンのパッキング術!美しい!



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