ニッポン映画【ミュージアム】を観ました。
『う~ん・・・』というのが感想です。
良くもなく悪くもない・・・って事。
このテの映画って、大体中盤迄はテンポが良いんですよ。
ところが中盤を超えると、急にモタモタし出す事がホントに多い。
この映画もそう。
小栗旬が監禁されてからが、えらい冗長に。
妻夫木クンも他の殺しはサクサクこなしちゃうのに、小栗一家はなかなか殺しません。
この辺がいかにもニッポン映画なんだな。
のんびりしてるっつ~か、甘いっつ~か。
『グロ描写がキツかった』なんてコメントもありましたが、こんなんでビビってどうすんでしょうね。
やるならもっと徹底的にやらないとな~。
ま、監督が大友啓史だから無理か。
大友啓史も【るろ剣】がなかったら、こんな映画撮らせて貰えなかったでしょうね。
【秘密 THE TOP SECRET】もクソつまんなかったもんな~。
あと、雨をジャージャー降らしたり、【○○の刑】と掲げたりしたのは、デヴィッド・フィンチャーの【セブン】を意識させたかったのかな。
女房・息子をほったらかしにしてたって事が、『生きながらに女房・息子を殺していた』なんて妻夫木クンは言ってたけど、そんな事言ったらニッポンのお父さん、み~んな殺されちゃいますよ。
そんなペケだらけの映画ですが、良いトコもちょびっとはあります。
それはアクション。
カーアクションも含め、結構きっちりしたアクションシーンが多い。
やはり、小栗旬にはアクションが似合います。
【BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係】なんかが良い例。
それだけにテンポが狂ってしまったのが残念です。
それにしても、最後、小栗旬の息子が首をガリガリ掻いていたのは、何なんでしょうか。
次なる妻夫木クンの誕生だったのでしょうか。
『時間の無駄は人生最大の浪費であるに違いない。失った時間は二度と返ってこないからだ』ベンジャミン・フランクリン(米国の政治家・1706~1790)
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正義の巻。