荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

ミュージアムの巻。

2017年02月21日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




ニッポン映画【ミュージアム】を観ました。

『う~ん・・・』というのが感想です。

良くもなく悪くもない・・・って事。

このテの映画って、大体中盤迄はテンポが良いんですよ。

ところが中盤を超えると、急にモタモタし出す事がホントに多い。

この映画もそう。

小栗旬が監禁されてからが、えらい冗長に。

妻夫木クンも他の殺しはサクサクこなしちゃうのに、小栗一家はなかなか殺しません。

この辺がいかにもニッポン映画なんだな。

のんびりしてるっつ~か、甘いっつ~か。



『グロ描写がキツかった』なんてコメントもありましたが、こんなんでビビってどうすんでしょうね。

やるならもっと徹底的にやらないとな~。

ま、監督が大友啓史だから無理か。

大友啓史も【るろ剣】がなかったら、こんな映画撮らせて貰えなかったでしょうね。

【秘密 THE TOP SECRET】もクソつまんなかったもんな~。

あと、雨をジャージャー降らしたり、【○○の刑】と掲げたりしたのは、デヴィッド・フィンチャーの【セブン】を意識させたかったのかな。



女房・息子をほったらかしにしてたって事が、『生きながらに女房・息子を殺していた』なんて妻夫木クンは言ってたけど、そんな事言ったらニッポンのお父さん、み~んな殺されちゃいますよ。

そんなペケだらけの映画ですが、良いトコもちょびっとはあります。

それはアクション。

カーアクションも含め、結構きっちりしたアクションシーンが多い。

やはり、小栗旬にはアクションが似合います。

【BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係】なんかが良い例。

それだけにテンポが狂ってしまったのが残念です。



それにしても、最後、小栗旬の息子が首をガリガリ掻いていたのは、何なんでしょうか。

次なる妻夫木クンの誕生だったのでしょうか。



『時間の無駄は人生最大の浪費であるに違いない。失った時間は二度と返ってこないからだ』ベンジャミン・フランクリン(米国の政治家・1706~1790)

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