風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

三島由紀夫VS高校生 高等学校の時間・国語教育

2024-04-09 18:44:24 | キリスト教会
伊集院光の百年ラヂオ 4月7日
****解説ほか***********
1964年昭和39年放送の「高等学校の時間・国語教育」から、
作家・三島由紀夫のインタビューをお送りします。
 ▽インタビュアーは高校3年生!男女2人。
  三島の自宅(駒込東の白亜の豪邸)で何を聞く 
 ▽三島由紀夫が語る太宰治(自分と似ているという) 
 ▽女性像、同性愛、愛のカタチ・・・
 高校生が鋭い質問を投げかける
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三島由紀夫さんのどんな音源が聴けるのだろうと
楽しみにしていましたが、
二人の高校生たちの、物おじしない、切り込む質問。
聞いてみたいことを純粋に聴く。
 (現代のマスコミのような、忖度も、躊躇もない)
それに対して、三島由紀夫さんも
大人として、本気で丁寧に答えている。

東京教育大付属駒場高校3年のイシクラ ヒデキさんと
お茶の水女子大学付属高校3年のフクダ ヨウコさん。
39歳の三島由紀夫さん。
若い人の意見を聴きたい、思いを託したい、、、、
そのような作家の気持ちが、見えたような。

言葉がいかに大切か。伝えるのは言葉。
辞書を読んで食べてしまうくらいがいい。
美しい言葉で、文章を書きたいという思い。

自分が太宰治を嫌いなのは、自分と似ているからだという。
 この時、彼自身、45歳で、市谷で自決するとは、
 思ってもいなかったことでしょう。
 入水自殺をした太宰治と、死の選び方は、似てしまっていたことを
 私は、なんだか、悲しく、虚しく、寂しく思いました。

社会に迎合する文学ではなく、それに反抗するような文学の表現こそ
純粋である。
そういう三島由紀夫さんの思いも知ることができました。

 録音しました。
 また、聴きたくなるときが、来ると思いました。

文学がお好きでしたら、聴き逃しラジオでお聞きください。



 神田川淀橋あたりの桜  (高谷学さんからお借りしました)

  今日の嵐で、散ってしまったかもしれませんね。

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