明石市立文化博物館で開かれている「石山寺の美-観音・紫式部・源氏物語」に行ってきました。今年は、紫式部が源氏物語を書いて1000年目にあたるそうです。紫式部は、石山寺に参籠した時に、「須磨」と「明石」の着想を得たそうです。この展覧会は、石山寺の歴史と源氏物語に焦点を当てたものでした。石山寺の寺宝70点が展示されていました。
紫式部が満月を見て、「須磨」と「明石」を着想しているところを描いた絵など、室町から近代にかけての40点ほど日本画あったのですが、舞子で生まれた僕は、須磨、明石というだけで、「ご近所、ご近所」という気分になるのです。今日見た絵では、勝川春章の「見立紫式部図」が、一番よかったかな。紫式部も、彼にかかると浮世絵モード、芸者姿にデフォルメされていました。
40点の絵を見ながら、やっぱり伊藤若冲はすごい人だなぁと改めて思いました。同時代の人なのに、若冲と今日の画家達との間に、明らかな力量の差を感じるのです。同じ葉っぱの絵を描いても、若冲の絵を見たときに伝わってきた、死と同時にある生のエネルギーのようなものが伝わってこないのです。人の心に感動を与える絵と、それほどでもない絵、その差って、どこから生まれるのでしょうね。絵にかける切実さの差かな。。。
紫式部が満月を見て、「須磨」と「明石」を着想しているところを描いた絵など、室町から近代にかけての40点ほど日本画あったのですが、舞子で生まれた僕は、須磨、明石というだけで、「ご近所、ご近所」という気分になるのです。今日見た絵では、勝川春章の「見立紫式部図」が、一番よかったかな。紫式部も、彼にかかると浮世絵モード、芸者姿にデフォルメされていました。
40点の絵を見ながら、やっぱり伊藤若冲はすごい人だなぁと改めて思いました。同時代の人なのに、若冲と今日の画家達との間に、明らかな力量の差を感じるのです。同じ葉っぱの絵を描いても、若冲の絵を見たときに伝わってきた、死と同時にある生のエネルギーのようなものが伝わってこないのです。人の心に感動を与える絵と、それほどでもない絵、その差って、どこから生まれるのでしょうね。絵にかける切実さの差かな。。。
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