そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

2015年 徒歩の旅 第32日  中泊町・今泉七平展望台へ

2016年04月28日 | 2015年太平洋側の旅-後半
2015年5月2日(土) 晴 (鯵ヶ沢町・尾野旅館~鯵ヶ沢駅
               ~五所川原駅~中泊町・今泉七平展望台)




7時15分、同じ年の女将さんと、お互いに元気で頑張りましょうと握手をして、出発。今回も、途中で食べるようにと、おにぎりをいただいた。


7時28分、鯵ヶ沢駅発の五能線で、五所川原駅へ。




7年前に徒歩でたどった道を、五能線にゆられながら車窓から眺めるのも興あるもの、若かった(今よりも多少)ということ、か。

8時、五所川原駅。前回はここから浪岡・下北半島方面に向かったが、今回は津軽半島を北上する。


市街地を抜け田園地帯へ。平坦な国道339号線(小泊道)を北上。

すぐに暑くなる。はじめのうちは後方に岩木山を背負って歩いていたが、気づくといつの間にか消えていた。
途中、右手上方に溜池などがあり。
日焼けしたチャリダーの青年が挨拶を送ってきた。流行りのヘルメット姿のサイクリストではなく、タオルの鉢巻きに、荷台いっぱいの荷物を見るのは、この旅で初めて。挨拶を送り返した。


9時40分、長富文化の松。




9時50分、金木町へ。








10時30分、斜陽館に立ち寄るべく寄り道。


10時40分、斜陽館へ。500円。










40分ほど、説明を聞いたり、資料を見て回ったりした。連休のせいか、それとも根強い太宰ファンか、館内は予想以上に混んでいた。若い人のみならず中高年も多い。太宰人気衰えず、か。










長兄以外は入れない、一段高い部屋の存在など、兄弟間にも厳然とした差別があったことを知った(太宰は三男)。格式とか何とか説明されたが、時代もあるのだろうが‥‥。

「斜陽の間」。東久世通禧作と推測される漢詩の末尾に「斜陽」の文字。




11時40分、芦野公園。桜の名所だが、こちらもソメイヨシノは散って、八重桜と、




枝垂桜。


園内を通る津軽鉄道の線路。


公園の隣の藤枝溜池。


遠方にオレンジ色の津軽鉄道。


12時30分、中泊町へ。


12時40分、田園地帯を走る津軽鉄道。


その後は、水田が広がる中、津軽の風物を眺めつつ、ひたすら歩く。






暑い暑い。時折、地吹雪除けの鉄の衝立が日陰を作ってくれるのが有難い。車も少ないし、もっぱら左側通行。




15時5分、今泉川に架かる橋の上から十三湖を望む。


15時15分、「国道339号線今泉ゆとりの駐車場」






「吉田松陰遊賞之碑」。


碑の台座の後側に、太宰の長兄、津島文治氏の名前があった(右から6人目)。


草地と展望はテント泊適地なのだが、いかんせん夥しい数の小さな虫の襲来で諦める。




15時50分、中泊町と再び出てきた五所川原市の境の先に、




「今泉七平展望台」発見。


階段の上が居心地よさそうなので、今日はここに泊まらせてもらう。宿泊、無料。


十三湖の展望は、樹木が繁っていて今一つ、かな。



2015年 第32日(佐多岬より94日)

歩数  45010歩    (佐多岬より累計  4796346歩)
距離  31㎞       (佐多岬より累計  3191㎞)
費用  1280円     (佐多岬より累計  463927円)