そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

2015年 徒歩の旅 第15日  仙台市・千登勢屋ユースホステルへ

2016年04月10日 | 2015年太平洋側の旅-後半
2015年4月15日(水) 雨・晴のち雨 (仙台市・千登勢屋ユースホステル
       ~JR仙台駅~JR岩沼駅~仙台市・千登勢屋ユースホステル)




5時30分、小雨の中、宿を出て、JR仙台駅へ。さらに東北本線で岩沼駅へ。

JR岩沼駅前の芭蕉像。


6時30分、岩沼駅を出て、「日本三大稲荷」の竹駒神社へ。雨止む。

大鳥居。


隋身門。


向唐門。


拝殿。


境内。


元宮跡。


境内の芭蕉句碑(右)、
「佐くらより松盤二木を三月超し」。


土井晩翠歌碑
「竹駒の神のみやしろもうで来て
  綻びそめし初桜見る  晩翠」。


参拝中に、陽がさしているのに再び雨が降り出した。「狐の嫁入り」。ちょうどお稲荷さんで、できすぎた話。

すぐに雨は上がり、みるみるうちに青空が広がる。


7時、歩行開始。門前をしばらく北上し、国道4号線(奥州街道)へ。

7時40分、名取市。


登校中の小学生たちと挨拶を交わしながら、仙台バイパスを避けて、そのまま旧国道4号線で現在は国道273号線を行く。

暑くなり、自販機でポカリを飲む。気づかないうちに仙台市に入り、

9時40分、名取橋を渡る。


遠くの雪をつけた白い山々は蔵王あたりか?


10時、道幅が広くなった国道273号線を行くと、


10時20分、長町で、左手に仮設住宅が並ぶのを見る。




被災者の生活の困難はいかばかりかと、乏しい想像力で思ってみるよりほかない。

10時45分、広瀬川にかかる広瀬橋。








11時30分、仙台駅へ。


仙台マップ




明日・明後日のダイヤを確認し、売店で義母に「萩の月」を送り、まだ時間があるのでバスで仙台城跡へ向かう。


青葉山公園。


仙台博物館の横を通り、

魯迅の像や、


碑、


先覚者、林子平の碑、


阿部次郎句碑、
「白雲の 行方を問はむ 秋の空」。


などを見つつ、仙台城跡へ。

頂上は、宮城縣護國神社にもなっている。




伊達正宗像。


青葉城資料展示館、700円。







これはあえて言うと、四国で見た「竜馬歴史館」や「平家物語歴史館」などと同じようなビジュアル重視の(=子供向けの)施設で、内容もまぁ底の浅いもの。

土井晩翠の像。






東日本大震災で一部が落下した昭忠碑。




樹間より仙台駅方面を望む。


その後の時間を、牛タン定食を食べるか、仙台市博物館へ行くかの選択になったが、後者を選択。仙台市博物館へ。400円。






館前の不思議なモニュメント。


こちらは先の資料展示館とは比べ物にならないほど、資料的にも充実していた。特に、伊達政宗よりも支倉常長に興味がわき、ボランティアの解説員にお願いした。マン・ツー・ウーマンで、20分以上も丁寧な説明をしてもらい有難かった。支倉は謎の多い悲劇の人物で、実際のところ彼が何を考えていたかはよくわからない、とのことで余計に興味がわいた。旅の後、調べてみたいと思う。

博物館を出たころから、空気が一気に冷えてきて、黒雲が広がりだしたので、急いで宿へ戻った。

16時、宿へ着いた直後に雷鳴がして激しい降雨。ぎりぎりセーフだった。宿泊、夕食付き 4752円。



2015年 第15日(佐多岬より77日)

歩数  44432歩    (佐多岬より累計  4016490歩)
距離  22.5km     (佐多岬より累計  2606.5km)
費用  7271円     (佐多岬より累計  384531円)