そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

2015年 徒歩の旅 第30日  野辺地町・野辺地駅へ

2016年04月25日 | 2015年太平洋側の旅-後半
2015年4月30日(木) 霧のち晴 (東北町・砂土路橋
   ~野辺地町・野辺地駅~青森駅~青森市・ホテル ニュームラコシ)




4時45分、砂土路橋を出発。県道8号線(八戸野辺地線)を北上する。
霧深し。ゴア雨具上下を着用。寒いので手袋もする。さらに、霧の中から自動車が不意に現れるので、こちらもエレキを点灯して歩く。




5時15分、「道の駅 おがわら湖」に着く。




用足し、食事の後、湖まで行って見ることにする。500mくらいか。


しかし霧で視界不良。広そうな感じの湖上に見えるのは近くの水鳥と岸辺の芝生のみ。


道の駅で出会った2人組の男性の話では、これはヤマセで、例年より来るのがだいぶ早い、とのこと。
4月29日から5月5日が「さくら祭」という立て看板があったが、桜はもう散っている。そういえば、昨日通った、八戸の下田公園でも「さくら祭」だったが、桜はもう散ってしまっていた。

7時ちょうど、七戸町に入る。洒落みたいだ。小川原湖のそばだから平坦な道が続くのかと思いきや、アップダウンが多い。


7時5分、七戸川支流の赤川に架かる赤川橋。


7時30分、ふたたび東北町に入る。時々、耳をつんざく自衛隊機の轟音が襲う。


乙供を過ぎると、交通量は激減。単調な田園地帯を行く。


9時30分、青の森鉄道と並行する。


9時45分、「日本中央の碑」発見地。何にもないちょっとした広場に、ただゴミを捨てると罰則があるという警告があるだけ。いったいこれはどういうことでしょう? 何かの石碑が発見されたのか、不思議。旅から帰ったら調べよう。


霧は晴れて暑い。千曳でペットボトル買う。


10時50分、国道4号線(奥州街道)に合流。


11時15分、野辺地町に入る。


11時20分、国道4号線から国道279号線へ。


11時40分、野辺地歴史民俗資料館を見学。入館料210円。














12時45分、常夜燈公園へ。








むつ湾青し。


13時、公園から戻り、前回の旅で通過した(2008年6月20日)交差点へ。




あの時は、「道の駅 浅虫温泉」から「道の駅 よこはま」まで14時間、84902歩、56㎞ 歩いた記憶すべき日だった。この交差点で、常夜燈を見に行こうかどうしようかと一瞬迷ったものの、行程の長さを考えて取りやめにして素通りしてしまったのだった。交差点の表示を見て、そのことを思い出した。

13時20分、野辺地駅へ。


野辺地駅の鉄道防雪林。


青い森鉄道で、青森駅へ。




14時45分、青森駅のそばにある宿へ。宿泊、素泊まり 3600円。

荷物を置いて、ねぶたミュージアム「ねぶたの家 ワ・ラッセ」を見学。600円。










































































見学の際、「ワ・ラッセ」が年間200万円ほどの収入で維持されていることを聞いた。青森ねぶたの保存伝承や、観光の拠点と言うなら、若い女性のねぶた師も出てきているということもあるし、観光業者も、ねぶた祭りに便乗して金儲けすることを考えるだけではなく、もっと補助をするべきだし、行政も応援すべきだ。

その後、本州の歩き旅の円環が閉じたことを祝して、大奮発して「ほたてサーモンいくら丼」を食べた。1600円也。


青森湾を見て、宿へ戻る。


前方には、青函連絡船メモリアルシップ 「八甲田丸」


徒歩の旅も、前回の旅と合わせて、本州の円環が閉じることになった。残すは北海道のみ。ということで、明日は弘前見物。その後、今回は津軽半島を北上する予定。


2015年 第30日(佐多岬より92日)

歩数  48669歩    (佐多岬より累計  4735382歩)
距離  30.5km     (佐多岬より累計  3160㎞)
費用  7518円     (佐多岬より累計  451227円)