やっぱりね

私が高校の進路指導に対して抱いてきた漠然とした不満。
それが、いま騒然としている高校履修単位不足の問題で
はっきりしてきたように思いました。

高校によっては、国公立100人合格などという数値目標があるそうで、
そういや、学校懇談会で100人、100人と繰り返し聞いたような・・・
それだけが目標かい・・・と嫌な気分になったこともあります。
近くの私立より、遠くの国公立にも目を向けてみよう、
なんて提案も進路の手引きには書いてありました。
で、次はより難関私立への合格。

親としては、それは決して不満ではない、というのが正直なところ。
こんな親がダメなのか・・・
そりゃ、国公立は学費も私立に比べると経済的だし、世間体もいいし、
塾じゃなく公立の高校で、そんな面倒までみてくれるのは
ありがたいのかもしれない。
でも、国公立ではないけど、進路をしっかり決めて進もうとする生徒にまで
その目標を押し付けないで欲しいなと思います。

センター試験だけでなく、何度も行われる業者模試までほぼ必修で、
関係ないからと受けないと叱られるんです。

始めに進学率ありき。。。で、生徒個人の夢はどうでもいいのかな？
ちょっといろいろ幻滅しています。
まあ、担任の先生にもよるでしょうけどね。

学校の思惑に振り回され、被害者とも言えるたくさんの高校生。
大事なこの時期に、貴重な時間をそのためだけに割かれるかもしれない不安。
動揺しないわけがない。
何の罪もない生徒に、どうか少しでも負担の少ない方法を考えて欲しいですね。

報告のなかったはずのわが県でもやっぱり出てきました。
まだまだ出てくるのかも。

でも、先生も今は大変な時代だなと思います。
事務的なことに手を取られる時間が多くて、
生徒ひとりひとりに向き合いたくても、なかなか時間がなかったりするようです。
そして、扱いにくい保護者、生徒。
「おい！そこの保護者、授業中にうるさいぞ！」
と桜○○っくんばりに叱りたい先生もきっといるはず・・・
（私も胸に手をあてて、もう一度反省してみよう）

あるところから以前聞いた話。
クラスの生徒の一部が、その保護者まで巻き込んで、
担任イジメまがいの行動を取っていたそうです。
自分たちの主張が正当のように保護者と一緒に言ってたその子たちは、
クラスの何人かを無視してたんですけどね・・・

なんだかね。。。
古きよき時代は幻想になっていくのかな・・・
私も歳いったってことですねぇ～

ああ、最近話題が暗いわ・・・暗すぎる