私が考えてもどうなるものではないのですが、
身近で起こった大きな事件なのでつい考えてしまいます。
最近毎日のように新聞に載っているあの事件。
同じ県内といっても、距離的にはかなり離れているので、
遠くで起こった出来事のように思えてしまいますが、
やはりずっと気になっていました。
この事件も最初速報が流れた時は、親子の無理心中のようなものかと思っていました。
その内容が明らかになって、かなりの衝撃でした。
最近頻繁に起こっている、本来子どもを守るべき内側からの事件はつらいですね。
もう、子どもの安全な場所はどこにもない・・・そんな暗い気分になります。
最近は子どもを巻き込んだ信じられない犯罪が次々と起こり過ぎて、
以前に起こった大事件をも次々と忘れてしまうようなペースです。
塾内で起こったあの事件も、またこの事件の陰に隠れてしまった印象を受けるのは私だけでしょうか?
私が子どもの頃は、小学生のお兄さんお姉さんに幼稚園に連れて行ってもらっていました。
交通も激しくなく、のどかでいい時代でした。
今はまわりをとりまく情勢が全く違います。
それでも、娘たちが幼稚園の頃は、まだ徒歩でのグループ通園でした。
何人かの園児に保護者が交替で付き添いました。
子どもは本来は無邪気でとても可愛いのですが、
やはり言うことを聞かなくて冷や冷やさせる子どももいます。
さっさと走って行ってしまう子、なかなか歩かない子、注意しても憎たらしく反抗する子。
自分の子どもならちゃんと叱れても、
他の子にはどういう注意の仕方をすればいいか、それも難しいですよね。
当番の時は、ケガをさせやしないかと不安でした。
そういう事情はどの保護者も同じで、気持ちの上で大きな負担だったと思います。
だんだん個人送迎が増えて、いつからか完全に個人送迎になったのも無理もないことだと思います。
この事件の時、市がグループ送迎を原則にしていたと聞いて、ちょっと「えっ?」と思いました。
私の印象は「それじゃいろいろと大変だ・・・」
仲のいいお母さん、園児が集まってグループ通園をするならともかく、
そうでない場合、園児も母親も大変なんじゃないか?と思いました。
結果として、どうもそのことを批判する意見があるようですが、
でもそれが悪いこと、よくなかった、とは言い切れません。
確かにコミュニケーションを大事にするという点ではいいことだと思います。
孤立しがちな育児の時期に、反対にこれで母子ともに友達が出来て、
助けられることもあるでしょう。
まあ、でもそれは理想論で、実際は難しい事のほうが多いんじゃないかな?
この事件の起こった街。
“市”とはいえ、まだまだ田舎です。(たぶん)
田舎にはいい人しかいない・・・みたいな発想があります。
まさかこんな事件が起こるなんて、考えもしなかったと思います。
時代は確実に進んでいる。
いい方向にならいいのですが、どうも犯罪の面ではパターンも増えて、
どんどん凶悪化してるようです。
私は育児という点ではもうひと段落していますが、
娘2人を持つ身として、行く先の不安がいっぱいです。