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隈研吾 「全仕事」 ~建築は人間の社会的歴史~

2023-01-04 06:16:44 | ブックリスト
年末仕事をしながら合間に読んだ本

隈研吾「全仕事」

この本は旦那が先に図書館で借りてきた。
「面白いから読むか?」と聞かれて「うん、借りたままにしといて。」といい休みに入ってから読みだした。
そしたら面白いのなんの。
隈研吾さんは言わずと知れた東京オリンピック国立競技場の設計者である。
私の隈研吾さんの印象はなんだか「パラパラした」建築をやたらしている人であるという感じ。
彼の全仕事の経緯がつぶさに時系列で書かれていた。
隈さんは私の4つ年上。ほとんどリアルタイムに東京オリンピックや大阪万博を観て育った世代だ。
昭和から平成へバブルを経て令和へ。
まさに現代の日本史である。
私たちが生き抜いてきたこの時代がどんな時代であったか、これからどんな方向へ向かおうとしているのかが理解できる。
読んでいて気持ちも明るくなった。
そうだよなー。そうなるよなー。って感じ。

私が今から考えたら唯一本物を観た隈研吾の建築物は

大宰府表参道のスタバ。

隈さんの文章と全建築物が写真で網羅してあるので面白くないはずがない。

4200円。図書館にあって良かった。


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