遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

セザンヌって?

2010-08-20 21:31:04 | 美術
やっと行って来ました、京都市美術館。
ここへは2年ぶりくらいに来たので久しぶりに
ぼけてしまいました。京阪で行ったのですが
まず、七条で降りてしまいました。「あれ?」
で思わずもう一度改札を通って電車に飛び乗り
また、懲りずに四条に降りてしまいました。

そこで駅事務所で前売り券まで買って地上にまで
上がって見ると「なんで目の前が南座?」
「なんで向こうに八坂さん?」
そこでやっと岡崎って三条やってんやと気がつく始末。

大学時代(はるか遠い時代ですが)庭のように遊んで
いたのに、、、

ショックでした。もうすでにボケが始まってるかも、、、。

こんな事でめげてしまっては人生おもしろくないので
5秒ルール採用(落ち込んでも時間の損だと考えると5秒で立ち直る)
してくらくらする道を一路大鳥居まで15分ほど歩きました。

混んでましたね。11時過ぎ。でも入場は待たずにできたので
ラッキーでした。観光客の皆さんもあんまりの京都の暑さに
混んでても美術館の方がましと言った感じで入場してはりました。

ボストン美術館と銘うつも数は多くなく多くなく。

さすがレンブラントの肖像画2枚は圧巻で若干28歳でこの大作を物に
したのは天才だと感心し、モネが存外多数来ててやっぱりモネとルノワールは
印象派の代表画家だと実感。
昔、子供の頃、実家に小さなが画集があり、ルノワールの描いた人物の衣装の
繻子のレースの絹づれの音が聞こえそうな気がしたのを思い出した。
アングルの陶器のような肌の描き方とルノワールの繻子は私の中で永遠です。
後日、ルノワールは下品という人がいるという話に友達となる。
そうか、下品か。官能的だからかな?ダンナに言わすと「いや、あっけらかんと
しているからや。」という説。「思いのままに」なんだなきっとルノワール。

でもここで小さなセザンヌ。
解からない。きっと私がわからないからだろう。セザンヌのよさを。
どこがいいのかわからない。大きな声では言えないが、、、。
色といい形といい、好みではないのだろう。
ピカソのキュービズムの絵も来ていたが、キュービズム自体を
私が好きではないからなのだろうな。
キュービズムを描ける画家ってきっと眼が特殊なんだ。
私にはその眼が全くないんだな。きっと。
だからセザンヌはどこがいいのか全くわからない。
Webで調べるとやっぱりセザンヌは近代画家の父なんだそうだ。

でもフランスのエクスアンプロヴァンスには行って
サントヴィクトワール山を見てみたい気持ちはある。


ゴッホのクリアな色がさえたオーヴェールを描いた
作品は小品ながらいいものだと見入った。
ゴッホって油絵の具自体、独特のメーカーを使って
いたんだろうかと思うぐらい、クリアー。
ゴーギャンがゴッホの才能に嫉妬したという事は
納得する。

全部見終わって、もう一度モネのルーアン大聖堂を見て

そうだ一番最初にグレコもあったと見て

45分後にトイレに行って出てきたらもう入場15分待ちだった。






連休 その③ 長谷川等伯 日本画ルーツ

2010-05-03 10:04:10 | 美術
 5月2日日曜日
 かねてから約束していた私の数少ないママ友のNさんと
京都国立博物館の等伯展へ。

 すごい混みように備えて朝開館30分前に着くように
出発。やっぱり並んでいる。
国立博物館は人が並ぶのに慣れてきて手際よく館内の庭に
入れてくれるそこからテント着きの通路へと順調の入館。



能登時代の作品から京都へ、狩野派との対決を経て
絶頂期の作品へ。絢爛豪華な金碧画から一転して
水墨の世界へ。

 一人の画家がエネルギッシュに変わっていく様をじっくり
観ることができた。晩年の水墨画の下図の力の抜け具合が
すごいと思う。

 千利休とともに秀吉のこれでもか装飾過多攻撃に密かに
2人で悪口を言い合いながら反抗したんだろうな。
絵画会の成り上がりは美の世界では権力の世界の成り上がり
を超えたのではないだろうか?

 誰かの言葉に「できることをしないのが上品」というのがあった。
まさにそぎ落としていったところに美が存在すると骨身にしみて
わかった人だったんだろうな。

 でも私は個人的にエネルギッシュな智積院時代のあの馬鹿でかい
きんきらの作品が好きかもしれない。すごいエネルギー。

 描かれている花鳥風月、動物。江戸時代の琳派を経て
今の日本画壇のモチーフに綿々と受け継がれていると実感した。
あの斬新な構図の柳橋水車図屏風。







日本人本来の大胆かつ繊細な
デザイン能力がほとばしっている。


Nさんは京都のこのあたりの大学出身。
土地勘が働いてすぐ近くの智積院の宝物館に行こうと
言ってくれた。これがあたりだった。(謝 Nさん)
自慢の息子の久蔵の桜図や堂本印象の襖絵などを観ることができた。
まさに日本画史。

お昼を智積院開館の食堂で食べて
ぶらぶらと連休にぎわう清水寺へ。
すごい人出と暑い日差し。

イノダコーヒーのテラス席でいい風に吹かれながら
アイスコーヒーを飲んで四条から帰る。

にせにぼし

2009-02-21 09:04:18 | 美術
 ダイニングのテーブルの上に干魚?




 よーく見ると木彫。
娘の美術の作品です。ほうの木かな?柔らかそうだから、、、。

にぼしを先生が用意してくださって、彫って着彩したそうです。
リキテックスで。銀色だけは借りたそうです。






 うーん。めざしくらいの大きさはあります。おもしろい!




下手の横好き

2009-01-24 10:40:31 | 美術
去年の秋に校外学習で信楽へ作陶に行った。
事前にビデオで手順を見せ、アイディアスケッチもして行った。
3年生はいい物を作ろうとこだわる。こだわる。時間いっぱい楽しんで
昨日、6時間目に出来上がった作品を返した。みんな喜んだ。喜んで
喜んで盛り上がっていた。事情があって校外学習に参加できなかった
講師の英語の先生に自分の作品を上げるんだけど一度持って帰って
お母さんに見せてからという優しい生徒もいる。
自分で考えて自分で作って自分で使えるってすごい事。そりゃ楽しい!
家族や好きな人に贈って大事に使ってもらえるのもまた楽しい!

というわけでこれは私の下見の時に作った作品。下手だなー




焼き物は好き。見るの使うのも好き。
というわけで陶芸を長年やっている年上の友達に誘われて
絵付けをさせてもらった。当然成型は友達作。