きょうは母の日。
小さい頃は、紙でつくった赤いカーネーションを胸につけたりしていた。おかあさんのいない人は白いカーネーション。はたして白いカーネーションをつけた人がいたかどうか、記憶がはっきりしないが、ずいぶん配慮のないイベントだなあ・・と今なら思う。
子どもたちが幼稚園の時には、近所のジャスコの壁に、子どもたちが描いた、母の日にはおかあさんの絵が、父の日にはおとうさんの絵が、張り出されていた。その絵の前で、記念写真をとったりして、悦に入っていたが、親のいない子どものことなど、考えていたかどうか、疑わしい。
私は父親がいない家庭で育っているが、今のように父の日はメジャーではなかったので、父親がいないことを声高にいうことはなかったけれど、父の絵は描けなかったかもしれない。
そんな、どちらかの親が亡くなっていたり、離婚していたり、家族も多様化している時代に、母の日はどんなふうに迎えられているんだろう。
私は、子どもからスウィーツのプレゼントだった。
「おかあさん、ありがとう」と言われれば、それだけで、いい気持ちになる。
母の日、誰でもが母の存在に想いをはせる日・・・。 女性の生きにくさの根っこのところに、母娘問題があることを考えると、複雑な想いにとらわれる。
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