久しぶりに映画を見た。デザート フラワー 砂漠の花 という映画。ソマリア出身のモデルワリス・ディリーの自伝を映画化したものだ。
かつて女性学あゆむで活動していたころ、秋田で、戦士の刻印」という映画の上映(ビデオ上映だが)会をやったことがあったが、FGM(性器切除)という衝撃的な女性の人権問題をテーマにしている。
ロンドンで、路上生活をしていた、ワリスが、有名なカメラマンとの出会いで、世界のトップモデルとして活躍するサクセスストーリーでもある。主演の本物のモデルでもある、リア・ケベデの美しさは息をのむほどだ。
女性が男の もの でしか生きられないのは、なにもアフリカだけではない。中国にもついこの間まで、纏足があった。おんなからおんなへ、男社会で生きるために施されるつらい因習。
21世紀のこの時代には、もう世界中からなくなってほしい。
この日本でも、さまざまな因習が、女性の自立を阻んでいる。FGMは決して遠くの国の因習ではない。