築地 老舗鰹節屋がざっくり語ります

築地で鰹節屋を営み70余年、現在三代目。築地ネタ、料理ネタ、ざっくり語ります。
店舗:中央区築地6-26-8 尾林商店

りんごのデザート

2011-08-03 16:53:37 | レシピ
前回お話したりんごの
簡単美味しいデザートレシピ
ご紹介します!

ただ、相変わらず
男の料理のように
適当に作る私なので
分量は・・・
明確にはわかりませんが

スミマセン

さて、材料は(4人分)
りんご一個、
レーズン大さじ2(好みで加減して)、
レモン汁少々、
あれば白ワイン少々

パン粉1カップ、バター大さじ2~3、
バニラアイス

作り方は・・・

まずりんごを櫛形に
切ってから今度は
厚さ3ミリくらいに
きります
(いちょう切りみたいな
形になる)

フライパンに
りんごとレーズンと
レモン汁少々をいれ
しんなりするまで
炒める。途中で
白ワイン少しを
入れても良い。

しんなりしたら
シナモンシュガーを
たっぷりふりかけて冷ます。

また、フライパンに
バターをいれて溶かしてから
パン粉をいれ
キツネ色になるまで
炒める。

お皿に
炒めたりんごに
バニラアイスを盛り、
炒めたパン粉を添える。

参考までに
写真添付しておきます。
(写真のは彩りが寂しかったので
チョコソースをかけてます)

さっき
一緒に食育の勉強をし
デンマーク料理教室をした
Mさんから
メールがきました!
前回のブログ読んで
懐かしくなったから・・・と。

このブログを通して
色んな人達とつながって
いられることが
嬉しいです

ちなみにMさんは
とーーーっても素敵なんです
綺麗でオシャレセンスも抜群で
ノリもよくて☆
一緒に飲みに行ったり
ランチ行ったり
楽しい人です。

で、こんなレシピで
いいですかねぇ?
ダメだしあったら
教えてくださいM崎さんっっ!!

今日の夕食

2011-07-16 20:47:56 | レシピ
毎日暑くて食欲もわかないですね
だから作るのもメンドくさい
でも食べないと更にバテてしまう・・・

今日は夜、母と私しかいないので
簡単で食欲わかない日でも
さらさら食べられる
冷や汁をつくりました。

ご飯のうえに
きゅうりを薄くスライスしたもの、
(塩で板ずりするとなお良い)
大葉、ミョウガ、ワカメ、トマト、
豆腐、アジの干物を焼いて
身をほぐしたものをのせて
冷やしたダシ汁に焼いた田舎味噌を
といたものをかけて
最後に万能ネギとゴマを
ふりかけて出来上がり~!

これだとサラサラいけるんです☆
トマトがポイントかも。

マクロビ的には
トマトは夏が旬で
体温を下げる働きがあるんだそうな。
だから冬にもりもり食べたら
体冷やしちゃうわけですね。

トマトの酸味と甘みが
良いアクセントになって
冷や汁がさらに美味しくなります。

結構色んな食材がのってるので
栄養もそこそこバランスよく
取れるのでは?

暑いとご飯やパンといった
固形物が喉を通らなくなりますよね。

ぜひこの冷や汁やってみて
ください!

では良い週末を~

お客様に癒される

2010-11-08 19:51:49 | レシピ
この写真は当店で大活躍の黒自転車。
かなりレトロ仕様なので
「これ、ディスプレー用ですか?」と
聞かれることも。
いえいえ、毎日使ってますよ~と答えると
驚かれることもあります。
重い荷物や沢山の荷物を運ぶには
これくらい重量感あるほうが安定するんですよ!

さて、先日(確か2日だったような・・・)
お天気も良い日で築地もそこそこ
にぎわっていました。

何人か記憶に残る方々がいらっしゃいましたが
特に三組の方が印象的でした。

女性二人の方々。
午前中、なんとなく店頭に立ち止まったら
丁度いらしたうちのご常連さんに
「美味しいわよ!」と囲まれちゃったのよ、と
話していらっしゃいました。
お食事後にまた寄ってくださって
削りや特上鰹節粉を買っていかれました。
だしスープを「美味しい~☆」と
喜んでくださり、いろいろアレンジレシピを
口頭で紹介したら
「美味しそう!!早速今日やっちゃう!?」
とうきうきした表情でおっしゃってました
とにかく、美味しい!って喜んでくださるのが
一番嬉しいんです。
とても元気な方々でこちらまで
元気をいただいたような気分。

それから若い女性の方。
ご自身ブログをされているそうで
うちの削りを写真に撮っていらっしゃいました。
どんなブログに仕上がるのかな?
楽しみです。・・・ってアドレスも
聞かず。。もしこれご覧になっていたら
教えてください。。
まさに削りたての鰹節を
試食していただいたら
とても驚いていらっしゃいました。
血合い入りは酸化していくと
生臭いかんじがしますが
削りたてはとてもいい香りで
甘いんです。

そろそろ閉めるかなぁ、という時間に
自転車でひょっこり寄っていらした方。
その方から教わったレシピ、
「本当に美味しいから!!」とおっしゃるので
早速やってみたら・・・
本当に美味しい!!(最後にご紹介しますね)
其の方はいつもは他店で買っているそうですが
遅くなってしまい、たまたま
ウチがまだ開いていたから
寄ってみたんだとか。
でも・・・試食していただいたら
「まぁぁ美味しい!あら良かった。
ありがとうねぇ!!」とウチの鰹節を
大変喜んでくださりました。
ありがとうございました、とは
こちらのセリフなのに。。
でもすご~く嬉しいですね。

実は前日、ちょっとヘコむことがあり
この日は朝からため息だったのですが
お客様の方々のおかげで
帰るころにはすっかり
元気になっていました
お客様に癒された一日。
皆様ありがとうございましたっっ!!!

さて、最後に薦められたレシピです。
相変わらず簡単な説明ですみませんが。。。

まず、パプリカを縦二つにカットします。
それぞれのパプリカの底に
お醤油をまぶした鰹節を敷いて
(私はあれば、、削りより
特上鰹節粉をオススメします)
その上にチーズ(スライスチーズを
適当にちぎって鰹節を隠す感じ)
をしいて、トースターが
グリルで焼いたら出来上がり!!!

パプリカの甘みとおかかチーズが
絶妙なバランス!!!
白ワインにも合いそう。
簡単美味しいなのが良いです☆
これは絶対試してみてください。

と、長くなりましたが
今日はこの辺で・・・

寒くなってきたので
皆様お体には十分気をつけて・・・

鰹節製造ざっくり解説其の二(こんな感じ)

2010-08-24 16:31:58 | レシピ
今日は製造過程最初の「生切り」を
ざっくり解説します。

まず、原魚はカツオ(サバ科)。
40~50センチ、4~6kgくらいのものを漁獲。
亀節というものは2kgくらいのもの。

脂が多すぎても少なすぎても良い鰹節はできません。
脂肪含有率は1~2パーセントくらいが良いそうです。

そのカツオを切ります。
頭を切り落とし、内臓、腹身、背びれを取り、
三枚に卸します。
三枚に卸したら左右の肉片を二枚に切り分けます。
(亀節は三枚卸しの状態)
文章では解りづらいかとおもい、
写真に写してみました。
上の写真はカツオ解体君です☆
こんな感じになります。
上は背節、下が腹節になります。
三角は腹身。わかるかな・・・?

今日は、このブログを見てくれた友達が
暑い中築地に遊びに来てくれました。
ブログ始めたお知らせメールをきっかけに
久々に築地おいでよ~となりまして。
久しぶりに彼女に会えたのも
ブログのおかげかな?
嬉しいですねっ。
さて、店頭で友達は
血合い入り、血合い抜きの味比べや
古い写真を見たり、解体君触ったり
楽しんでもらえたかな???
お昼は近くの「すし冨」さんで。
美味しかった~☆

皆様もぜひ、店頭にいらしてくださいね!
うちは押し売りはしないから安心して下さい。

さて、最後に簡単一品レシピ。

小松菜のおひたしなんですが、副々菜に丁度良いですよ。

①小松菜は塩茹でして冷水におとす。
②油揚げは油抜きした後短冊切りにする。
③フライパンにゴマ油をひいて小松菜と
 油揚げを炒める。
④だし汁と薄口しょうゆと、とき辛子(少し強めに味付けする)
 をよく混ぜて冷やしておいたものに③をいれ2時間くらい
 浸してからいただく。

私は辛子とかワサビとか苦手なのですが
これに関しては辛子が入ってないと逆に
物足りない! 辛さは感じず、ちょうど良い
味のアクセントになっています。

常備菜のつもりでつくりますが
あっという間に全部食べてしまうので
全然常備菜になってません・・・
それくらい私は大好きです!

ではまたっ。(やっぱり長くなってしまった)

鰹節製造ざっくり解説其の一

2010-08-23 14:39:30 | レシピ
まぁ~毎日暑いですね。
じりじり焦げそうな日々ですが
お洗濯ものが良く乾くのは 嬉しいですね。
写真は荒節を店頭で干している様子です。

さて、鰹節の製造工程を何回かに分けて
書いてみようと思います。

今日は全体の流れをちょっと書いてみます。

鰹節製造過程

①生切り カツオの頭や内臓を取った後
     三枚におろして更に二つに切り分ける。
     (亀節は三枚おろしの状態)
②煮熟  煮籠に入れて身を煮る。大体1.5~2時間煮る。
     煮た後は一時間位放冷し、引き締める。
③骨抜き、皮取り
     一本づつ毛抜きで骨を抜く。(手作業)
     皮やウロコをとり、もし隙間や
     亀裂がある場合はカツオのすり身を使って   
     修繕する。
④焙乾  いぶす作業。一番火から始まり
     本節で8~12回行う。(亀節は6~8回)
⑤表面削り、修正 
     焙乾によって表面についたタール分と
     焙乾中ににじみ出た脂肪分を削り取る。
⑥カビ付け
     まず天日で干してから「ムロ」に入れ
     カビ付けを行っていきます。
     最初に発生したカビは一番カビと呼ばれ
     4~5番カビまでつきます。
     そうするとカビがこれ以上つかない状態に
     なります。それが「本枯節」

この①~⑥の作業によって一本の鰹節ができるまで
時間にして4~6ヶ月!!
また、5kgのカツオを使って鰹節を作ったとして
カビ付けした状態の頃には約0.8kgにまで重量変化
します。

なんとなく想像できましたか?今日はこれくらいにしますね。
あまり長くなっても退屈ですからね。

一品レシピは次回載せますね~今日は長くなっちゃったから・・
ちなみにバジルソースの残りは、鶏ムネ肉を塩コショウして
フライパンで焼いてから真ん中あたりに切込みをいれてそこに
カマンベールチーズをいれ、さらに火をいれて中の
チーズがトロリとしてきたら仕上げにおしょうゆをちょっと
たらして鶏にからめ、とりだしてバジルソースを
かけていただきました。カマンベールのクセが気になるようで
あれば普通のスライスチーズでも良いと思います。

ちょっと長すぎですね・・・
読むことさえ拒否されそうだ
ここまで読んでくださってありがとうございます(涙)