犬は犬種(主に短毛種か長毛種か)に依るとも思いますが、夏以外でも月に一度、夏では週に一度程度のシャンプーが望ましいようです。シャンプーしないでいると次第に獣臭さがしてくるので、自然と月に一度程度の頻度でシャンプーがしたくなります。とは言え我が家のリリ姫は夏でも特に獣臭さが強くなる気は全くしなかったので、7月8月も月に一度の頻度で通してしまいました。
犬種というよりも個体差の方がはるかに大きいようですが、シャンプーが大好きな犬もいれば大嫌いな犬も居るようで、嫌いな犬をシャンプーするのは本当に大変な様です。飼い主がシャンプーの用意をし始めただけで逃げ回る犬も居るようです。我が家のリリ姫は大好きというほどでもありませんが嫌いでもなさそうで、シャンプーの準備を始めても特に逃げも隠れもしません。こちらがぬるま湯のシャワーを当てても嫌がりませんし、シャンプーを泡立てて全身を優しく洗っても機嫌を損ねては居無さそうです。喜んでいるというふうでもありませんが、素直にされるがままという感じですね。体を洗うよりもその後の乾燥の方が大変で、高吸水性のタオルで良く拭った後でドライヤーで逆立てるようにしながら毛の根本に温風を送って乾かすようにします。大分乾いたと思って開放すると全身をプルプルと震わせて水気を飛ばします。大粒の雫はありませんが、結構なミストが飛び散ります。
夏の間はシャンプーをすると体色が薄くなるような感じがしましたが、夏毛から冬毛に生え変わったからでしょうか、今回のシャンプーでは体色がシャンプー前より濃くなった気がします。また、犬は肛門の左右に肛門腺という器官があって臭い脂が溜まるのでシャンプーの度に絞ったほうが良いと言われています。我が家のリリ姫は排便の度に少しづつ一緒に排泄されるのか、肛門腺絞りをしても殆ど臭い脂が出てきません。
と、まあ犬のシャンプーはこんな感じですが、長毛種や短毛種でも大型犬になると素人の手には負えずにお金を払ってプロに任せる飼い主も多いと思います。我が家でも冬の寒い最中は業者にお願いしようかとも思っていますが飼い主にとっても大変ではありますが楽しいイベントでもあるので、他人に任せるのは(費用ではなくて機会を失うという意味で)もったいないとも思います。頼むのであればシャンプーしているところをガラス越しでも良いので見学できて、洗い方、肛門腺絞りのやり方、乾かし方等を見学できるところにするつもりです。
シャンプーし終わった後は、さすがに暫く興奮して駆け回ったりしています。良く洗いだつもりでも人間が嗅いでシャンプーの残り香を感じます。人間より遥かに嗅覚の優れた本人ならぬ本犬にとっては、自分の体からシャンプーの香りがするのはどのような感じなのでしょうか。応えてくれないのは判っていますが、聞いてみたいものです。