花市場職員の退職

　いつもお世話になっている花市場の職員の方が今年一杯で退職されると聞き
本人に確かめると「実はそうなんです、お世話になりました」との事。

　え、ええーーっ！！定年でもなくはっきりと年齢を聞いたことは無かったけれど
おそらく４０歳半ばだろうか・・・働き盛りやん・・。

　お世話になったお礼よりもあまりの急な話で本人には申しわけなかったが半ば口説き話に終始してしまった。
２年ほど前から考えていたらしく今さら叛意するはずもないのだが真に残念というか業界の事を思えば惜しい気がしてならない。

　当園の製品は主に彼が競（せ）っていてくれて、その時の適正な評価を頂いていて
いつもキチンと買参人と我々生産者のベストバランスの価格を維持してくれる
その実力には有無を言わせないものを感じていた。

　彼が退職する事での「穴」はどれくらいのものになるのか「いい」も「悪い」も、また「変わらない」のか
その時にならないと分からないのだが、自分の気持ちの中には穴が開いたような気がしてならない。