スローライフガーデン 花苗栽培農家日記

G&B川端園芸が綴るスローライフな生活

復活と淘汰

2010-06-02 19:20:57 | 日記
 今年になって市場出荷用に再び栽培を始めた品種サルビア「ガラニチカ(グァラニティカ)」・・・
・・・おっと画像が無い
昨年は急にイベント用に注文があって、あわてて畑に自生していた株から芽をとったっけ
これが、他にあまり流通していないのか小口ではあるけれど注文をポツポツ頂く・・ちょっと嬉しい

 代わって今回でしばらく生産を休む品種がある。それはサルビア「ブキャナニー」だ。
 

 今年の露地植え越冬試験に耐えた品種でもあり、花は宿根サルビアにしてはかなり大輪で甘い香りも持っている。
でも、なぜか市場からの反応はチト寂しいものがあり、今年からは「種の保存」でバックヤードで再起の舞台を夢見てもらう。

 ある園芸店主が言うには、おもしろい品種が出てもすぐに淘汰されてしまう。
残ったのは生産しやすく、代わり映えのない品種ばかりだ・・と。
ま、生産者としては耳の痛い話・・そこで、どの品種を残すかで生産者のセンスが問われるわけで
日々見聞を広く持たなければならないなと思った。

 今回のガラニチカの復活と少し意味合いが違ったかもしれないけれど、ふと、この園芸店主の言葉を
思い出したので書いてみました。
コメント
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