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「100%ってないんだ~秀岳館野球部から学ぶ~」

2017年09月03日 | 大分県
昨日の夜のスポーツニュースで、熊本秀岳館高校の元監督鍛治舎巧さんの特集がありました。パナソニックの専務から、平成26年から監督に就任して、わずか3年余で、全国の強豪校の一角にしていきました。


秀岳館高校は、「部員に県内出身者がいない。」などいろんな批判だけ聞いていましたが、昨日の特集を見ながら、学ぶところも多くありました。



強くなるためには、力のある選手を入れるだけではチーム力も上がりません。



そこには、鍛治舎流の貫かれた指導があったからこそだと感じました。


〇他者比較はしない。数値目標を徹底して立てながら、自己比較を通して、成長を体感させる。
*だれでも成長する自分を感じることは、うれしいんだ。
・打撃の飛距離などを数値化していました。


〇(県外からの部員数の多さに対してのバッシングに対して)そう感じている人が敵ではない。まだ私たちの姿勢が理解されていないだけである。

*理解されるように、熊本のためにがんばること、感情的にならずに微笑み返しをしていこう。



〇自主・自立・自治・・・自分たちで考えることができる野球をしていこう。
*させられる野球では強くならない。
・審判の特徴などもすべて自分たちでとらえていきます。
 

このインタビューの途中で、鍛冶舎さんは、気分が悪くなりました。
「すぐに救急車を呼んでくれ。」
救急車で運ばれていきました。このシーンには、びっくりです。この夏の熊本県予選の準決勝直前のできごとです。



結果的に、鍛治舎監督抜きで、準決勝、決勝と戦いに挑まなければなりませんでした。
 

しかし、鍛治舎さんから学んだ、「自分たちで考える野球」で甲子園と駒を進めます。特に、決勝戦は、9回まで0対0のスコア。最終回2アウトから得点を入れ、決勝点となりました。
 


甲子園出場が決定したときに、病室で泣いたと言います。「不甲斐ない試合。」だと。常勝チームになるためには、「100%はない」、「満足はないんだ」と感じました。


勝つために、力をつけるということに終わりがないというスタイルが、わずか3年間で全国の強豪へと導いた大きな要因だったのです。
 


そして鍛治舎さんは、この夏、勇退していきました。
 


今日は、堀江貴文さんの講演会が、中津文化会館でありました。高度すぎるスペシャルな話でしたが・・・自分自身「不甲斐ない」と思いながら、聴いて学ぶべきだった・・・?!


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