かったかくんのホームページ

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お土産

2013年11月20日 | Weblog
何気ない心配りに暖まる
        優しい空気が体を包む







幼い頃、おばさんからよく小包が届いていました。今では「ゆうパック」とか「宅急便」などという言葉で送られてきた物が総称されますが、当時は、「小包」と呼ばれていました。


品物を送ったりすることは郵便局だけの特権で、郵便配達の方がバイクから降りて、小包を家に持ってくる姿を見つけると、急いでもらいに行っていたのも懐かしい記憶です。小包の箱を開けると、おばさんが洋服とか、お菓子などを詰めてくれていて、箱からプレゼントを出していました。


そのわくわく感が何とも言えない幸せな気持ちにさせてくれました。




昨日のことです。知り合いが旅行に行ったというので、お土産を買ってきてくれました。



お土産の袋を渡してくれました。「ありがとう。」と言ってから、袋を開けました。「鮎の甘露煮」「佃煮」・・・きれいな水を使ってのちょっとした食べ物でした。「なんか、袋から一つずつ出していると、次が何が出てくるかどきどきするねえ。」と心づかいへのお礼と一緒に言葉を返しました。


同じようなことが、かつてありました。




旅行添乗員になった教えた生徒のちいちゃんから宅急便で箱を送ってくれました。何を考えたかちいちゃんは今は、ベトナムで保育士をしています。ベトナムに行ってからはしばらく会っていないのですが、旅行添乗員になって間もない頃のことです。




送ってきた箱を開けると、いろんなものがたくさん詰まっていました。「野沢菜」「北海道のチョコレート」「八つ橋」「リンゴ」・・・箱から取り出していきました。



ちいちゃんは、旅行に行くたびに少しずつお土産をため、箱に入れていてくれていたのです。一つずつ取り出す少年の時のようなわくわくした快感と次に何が出てくるのかという好奇心が入り交じっていました。




おばさんから送ってきていたあの小包のことを思い出しました。お土産を集めてくれていたちいちゃんの心配りもとても嬉しく思いました。



時代の流れが速く感じるこの頃です。しかし、デジタル的な世の中でもこういった人を大事にする、心を大切にするちょっとした思いやりが自分の中にかけてきているところがあります。


昨日の知り合い、そしてちいちゃんから大事にしなければならないことを教えてもらったような気がします。ありがとう☆

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